梟の島

梟の島 -叙情的叙景詩-

-叙情的叙景詩-

田村郡三春町(3):ぬる湯旅館と荒町の路地と,旧道沿いの商店街。

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煉瓦の目立つ,ぬる湯旅館。 2021.06.16 田村郡三春町

 


6月16日(水)。郡山での出張調査の前日に,福島県内を散策。磐越東線大越駅の南側の名も無き商店街,磐城常葉駅前に続き,船引の街並みを歩いた。その後は三春町に移動。弓町の庚申坂遊郭跡・旧遠藤医院・三春町役場旧庁舎を見た後は,国道288号線沿いの商店街を撮り歩いた。

▼その1はこちらから。 

anachro-fukurou.hatenablog.com

288号線で商店街の西端までやって来たので,ここからは一本南,桜川沿いの道を歩いて東に戻ろう。

 

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三春は蔵の街。人気のない裏通りからも,兄弟のような蔵がゴロッゴロッと建ち並ぶ様子が見て取れる。

 

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すぐに目に飛び込んでくるのが,傷んだ煉瓦壁のある一角。

 

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連なるように立つ木造部分。

 

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こちらは「ぬる湯旅館」である。

 

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持ち送っている。

 

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写真に落とし込む力の無さに愕然とするが,この木の持ち送りや2階の手摺の造作の華奢さが美しかった。

 

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煉瓦部分が銭湯,木造部分が旅館となっているようだ。

 

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時間に余裕があって,コロナ禍でなければ,是非とも泊まってみたい宿である。

▼公式HPは以下から。

https://nuruyu.jp/

 

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ぬる湯旅館から東に歩くと,南北に通る道と交差する。赤い建物はその2で紹介した会津屋食堂である。T字路の錆びた標識が物悲しい。

 

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田中左官本店。

大越にも左官店があったのを思い出す。

 

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蔦の餌食となった建物。

 

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丸窓や,アールの付いた入口。

 

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病院とは思えない色気のある建物だった。

 

 

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更に北東に進むと道は石畳になり,すっかり綺麗に整備された様子。なまこ壁が並ぶ横道の一角は雰囲気が良かった。

このあたりは,「三春なかまち蔵」の裏にあたる場所で,どうやら三春の観光の拠点のようだ。この一枚を撮影したのみで,一般的な感覚を失ったフクロウの右人差し指はピクリとも動かなかった。

 

県道28・40号線に突き当たった後は北西に進み, 県道の1本東を並行している住宅街・商店街を北に向けて歩く。地名としては,中町から大町を掠め,荒町へと入る。

 

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道を間違えたのかと思うような,余所者を寄せ付けない雰囲気。大衆的な感覚からすれば,ここを歩くのは「大間違い」なのだが,感性の狂った著者は早速この道に魅了され,右手人差し指に力を込める。

 

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一帯の建物,そしてそこに住まう人々は,恐らく全て自分よりも年上だろう。

 

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街灯という街灯に「三春駒」の文字が見える。

 

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緩やかな坂道を下れば,細い路地はまもなく終わる。

 

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振り返る。ほんの一角だったが,三春の中でも最も印象的な道だった。

 

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土壁とトタンと木製建具が美しい,旧店舗と思しき建物。

 

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ここから北は,旧道沿いの商店街。地名は荒町から渋池となる。西を走る大通りは1970年前後にバイパスとして後から敷かれたようだ。現在,この旧道を通る車は殆ど居ない。

 

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立田村高校に向かう道が写真右背面側に分岐してゆく街角で,道は大きく左にカーブする。内側に建つ建物が美しい。その傍らには,まるでかくれんぼをするように,丸ポストが息をひそめていた。

 

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曲線に沿う。

 

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高校生の通学路。

 

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商店が点在している。

 

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日常。

 

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夏至間近なので感覚が狂うが,時刻は既に18時半。気付けば街灯が点り始めていた。今日も静かに,街は眠りに就こうとしている。

 

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八島川の手前で,旧道は新道と合流する。復路は新道を歩いて戻る。

 

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新道は集落よりも少しだけ高い所を走っており,街を立体感に見ることができた。

 

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旧菓子店。この南側に新店舗を構えていた。

 

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さて,国道288号線に戻って来た。

1時間ほど車を停めさせてもらったので,駐車場代の替わりとしてヨークベニマルでしっかりと買い物をした後,黄昏の道を運転して郡山へと戻った。
 

郡山市中町,表参道周辺の夜の街に続く。

 

 

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