闇夜。 2021.03.10 沼田
2021年３月10日（水）。中之条での現地実験の前日，昼前に出発し，群馬県内を散策。水上温泉～水上駅前を歩き回り，夕方に沼田に移動。中心街を歩き続け，ついに黄昏を超えて夜になった。
▼その１はこちらから。
予定していたエリアを回りきれぬまま，辺りはすっかり暗くなってしまった。列車の時間までもう暫く，散策を続けよう。
レストラン花。丸窓が印象的。
中村米穀店。羽のデザインのシャッターは，アメカジの服飾店のよう。
「あけぼの通り」を西に切り込むと，現役のスナック街が並ぶ。
たばこ。
アールの付いた建物。赤線のような美貌。
どこに行っても「あけぼの通り」と書いてあるのはさておき，なんとここにもサントリー会館を発見。神経衰弱のようだが，沼田で２軒，同名を掲げたビルがあるとは。
宵闇にネオン。
漆黒の闇夜，ぽつんと食堂が営業中だった。
酒店と，「シーフード」を掲げた店。旧鮮魚店だろうか。
花街一番街。
この一帯，スナックだらけじゃないか…。
さらに一本東に移動。スナック「人やすみ」と「シルク」。街灯が寂しげに点っていた。
味蕾。この単語，恐らく本来は専門性の高い言葉だと思うのだが，何故こんなに人口に膾炙したのだろうか。
暗すぎてディテールが見えなかったのが惜しい。
須賀神社を回り込んで，北側の道へ。なかなか年季の入った面白い建物。
どうしてこんなにスナックだらけなの…。この辺りも明るい時間帯に歩きたかった。
蕎麦屋。
中村米穀店の角から，あけぼの通りを西に抜け，269号線へ。有坂時計店を見て，ここでタイムリミット。滝坂を駆け下り（歩いて下れる角度ではない急勾配なのだ），沼田駅へと戻ろう。
闇夜，再びトラス階段へ。
あまりにも人気が無くて，ちょっと怖い。数十メートル前を歩いてた地元の方も，懐中電灯を持って歩いていた。
最後に振り返る。象徴的存在よ，去らば。
酒屋。
駅前には，名物の焼まんじゅう店。残念ながら営業している気配は無かった。
211系で沼田を発ち，渋川へ移動。
211系も，だんだん古参として見えるようになってきた。
幼い頃，211系の大きなおもちゃを持っていた。バザーで買ってもらったのだったか。ステンレス車両は被写体としてはあまり関心がないのだが，そんな原体験があるので，自分にとっては少し特別な存在である。
改札を出る。
ホテルにチェックインする前，渋川の街も，少しだけ散策。
パブ・ドール。
高級スナック ローン。
絵で見ても伝わりにくいかもしれないが，一切の音がしない闇夜を想像していただくと，その怖さが少し感じられるだろう。
D51は，公園に眠る。
これにて，昼の水上から続いた散策を終了。コンビニで夕食と翌日の朝食を調達し，チェックイン。フロントでは，40代と思しき男性が，新人教育を受けていて，自分はその対応の練習台のようだった。サービスでオロナミンＣを貰い，部屋へ。値段の割には古めかしい作りだった。シャワー，夕食，写真整理を済ませ，翌朝に備えて就眠。
渋川，早春の朝（１）へ続く。
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