梟の島

-追想の為の記録-

横浜・六角橋商店街(2):現役の木造アーケード商店街を撮る。

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昭和に酔いしれる。 2016.12.17 六角橋商店街

 


2016年12月17日(土)。くはね氏と予定を合わせ,2ヶ月ぶりの撮影小旅行へ。11時に東横線白楽駅で集合し,まずは駅前の六角橋商店街へ向かった。

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白楽駅から仲見世に入り,アーケードの南端まで歩いてきた。復路は広角レンズに付け替えて,引き続き商店街の空間を広く捉えてゆく。

 

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建物はすべて2階建。道幅に対して屋根が高く,腰高な印象である。

 

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フォントの美しさ。

 

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2面に開口のある街角の建物はすべからく美しい。

 

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1970年代の雰囲気か。

 

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「ニューフラワースタンプ」。水性系インキのスタンプ台と同名だが,別物だろうか。

 

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青果店が多い。

 

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Quick joy.

 

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一部はアーケードが撤去され,幌のようなテントの屋根が掛かっている。却って閉塞感が増す。

 

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黄色い空間。真下には鶏肉屋があった。

 

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写真を撮っていると,近くの店舗の方に話し掛けてもらった。「普段はいつも開店している」という下見板壁の商店,この日は残念ながらシャッターを下ろしていた。

 

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木造アーケードの下,ギターが並ぶ。

 

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車道に区切られる。

 

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冬の光,ちょうど正午を回った頃。

 

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優しく暖かい光が降り注ぐ。

 

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あの頃と変わらぬ景色が,ここにはある。

 

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手作業で取り付けている感じが面白い。万国旗はやはり,ビニール素材のチープな物が少し色褪せているのが好みである(嗜好が捻じ曲がっている)。

 

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鄙びた商店街でお馴染みの「スキー毛糸」。

 

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手書きの大きな看板が並ぶだけで至高である。そしてスキー毛糸の看板のある店が現役なのは極めて珍しい。とてもテンションが上がった。

 

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「八百み」がある。「~~み」を誤った文法で用いたがる最近の若者言葉のような感じがしてしまうw

 

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パースペクティヴ。

 

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街角の八百屋。

 

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YAOMI.

 

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仲見世の北端の角にある,年季の入った定食屋「キッチン 友」。

時間のある時に再訪してみたいと思っていたが,あれからもう4年8ヶ月が経とうとしている。六角橋商店街は今も元気だろうか。

当時の写真を見返すと「ボキャブラリー」が少ないように思う。今の技術・機材・撮影スタイルでは,どのくらい新たな構図で,新たな視点で撮る事ができるのだろうか。

 

この後は白楽駅に戻り,横浜経由で相鉄・天王町駅へ。日用品市場跡を見に行ったのだが,残念ながら解体済み。洪福寺松原商店街付近の慰安施設跡もまた残念ながら解体済みだった。木造アーケードに魅せられてすぐ訪れていれば,これらの姿を記録しておけたかもしれない。現地に赴いてその解体を目の当たりにした物件のことは,一生忘れられないのだろう。

 

洪福寺松原商店街へ続く。

 

 

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