梟の島

-追想の為の記録-

下仁田散策(10):黄昏,そして夜。

そして夜が来る。 2022.11.05 下仁田町

 


11月5日(土),秋を摂取すべく,下仁田へ。土谷沢までバスで上り,青倉川沿いを歩き,下仁田の中心街へ戻って来た。陽が傾きつつある中,上町から仲町へ,中心街の東半分をぐるっと一周し,中央通り,鏑川沿いの一角を歩いた。

▼その1はこちらから。

anachro-fukurou.hatenablog.com

上町通りに戻って来た。

 

何巡でも撮れる美しい街である。

 

中央通りに戻り,パン屋の横を通る。

 

もう一本,並行している道。ここはもう,肉眼ではかなり暗かった。

 

かぎや,街灯,夕月夜。

 

夕焼け空に窓明かり,街灯,サインポール。

 

中央通りの街灯,すっかり眩く見えるようになってきた。

 

東陽軒。

 

布屋の角。

 

未だ歩けていなかった,中央通りの北側の一角をうろうろと彷徨う。

 

マゼンタの夕雲,最後の青空。

 

仲町本通り。

 

文林堂のある仲町交差点。

 

南下する。

いよいよ夜である。

 

急に夕方が終わり,夜に突き落とされたような感覚であった。

 

約束通り,日没後に東陽軒へ。

 

出前の対応に追われているようで,終始てんやわんやの様相であった。少し時間はかかったが,それは予め承知の上で入店させてもらった。肝心の夕餉はとても美味だった。疲れた身体にしみる味だった。

復路乗車券用の領収書を頂き,歓待に感謝しつつ店を出た。

 

最後は「原点」として,この街角を撮った。

 

下仁田駅に戻って来た。

書類に一筆書き,復路の割引乗車券を入手。

 

さあ,帰ろうか。

 

海老茶色のふかふかのモケット,網棚,丸い吊革,二段の窓と戸袋窓,3扉。

この雰囲気を,いつまでも味わっていたいと思った。

 

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