梟の島

梟の島 -叙情的叙景詩-

-叙情的叙景詩-

晩秋の磐越西線(2):キハ40,清秋の朝をゆく。

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清秋の朝。18.11.11 磐越西線 尾登~荻野

 

※当時のダイヤの記録が残っていないため,記載の時刻には若干の誤差があると思われる。

2018年11月11日(日)。前日は豊実~徳沢の徳沢橋梁と,日出谷鹿瀬の当麻橋梁で撮影を行い,会津若松東横インに泊まった。

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この旅行に対するモチベーションの低さと前日の撮影失敗による「後遺症」が,この朝にも出てしまった。未明に起きて活動する気が全くといっていいほど起きなかったのだ。折角の機会なのに,朝の222D・223Dの撮影をしないという,まさかの選択。それでも流石に6時台に活動を開始し,224Dには間に合うように撮影に向かった。49号,県道43号,県道340号を走り,若松から最短ルートで荻野駅を目指す。到着したのは尾登~荻野の利田踏切,4年前に探訪済みなので,勝手知ったる撮影地である。工事に伴い,ここから西に向かう道は通行止めだった。先客の青い車が一台,特徴的な鉄ヲタらしい数字のナンバープレートだった。

今日も今日とて曇天であるが,黄葉の色付き具合は申し分ない。2台態勢で構えていると,キハ40・新潟色がやって来た。

 

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清秋の舞台にて。

 

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低い霧が,背景の空と山肌を隠す。秋の朝らしい一枚となった。

 

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振り返れば,荻野駅に入線してゆく一幕も見ることが出来た。

 

さて,続く227Dは一つ隣の区間,山都~荻野にて,阿賀川沿いのアングルを対岸から狙う。深山川を渡る橋梁は,ネット情報によると大谷川橋梁というらしい。これまた4年前に訪れた撮影地になるが,今回のほうが葉の色付きが鮮やかだった。年によって当たり外れがあるのが,地元で撮影できる人からしたら面白いのだろうが,遠征で来る身としては悩ましい問題である。ただし,Twitter等で最新の写真も随時共有され,どの場所でどの程度の色付きが期待できるか,さらには車両運用のローテーションまでもが出発前にほぼ読めているのだから,もはや現代においては大した問題ではないのかもしれない。

近くに駐車スペースは無いので,他車の邪魔にならぬよう側溝ぎりぎりに車を寄せて停め,列車を待つ。結局一台たりとも通過しなかった。普通は151号線を回るのでこちらの道に用がある人間などほぼ居ないのだ。やがて右手から,鋼鉄車のジョイント音が聴こえてくる。紅葉の合間をすり抜けるように,新潟色・新新潟色のコンビが画角に飛び込んできた。

 

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晩秋の渓谷の,しっとりとした朝。PENTAXらしい発色になった。

 

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K-3,K-5の色の出方の差も興味深い。どちらも正解でありながら,撮って出しではやや異なった「解」になる。後からキャリブレーションを行い,互いに歩み寄らせるような形で色調を整える作業も,手間はかかるが面白いものである。
 

その3へ続く。

 

2020年撮影分,関連記事はこちらから。  

 

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