梟の島

梟の島 -叙情的叙景詩-

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名古屋・中央菓子卸市場(3):「レトロ」を越えた「リアル」な昭和。

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裏か表か。 2016.08.23 中央菓子卸市場

 


2016年8月23日(火)。福岡での建築学会大会へ向かう道中,名古屋で途中下車し,旧・明道町(現・西区幅下)の菓子問屋街に残る中央菓子卸市場を再訪している。

▼その2はこちらから。

anachro-fukurou.hatenablog.com

 

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中央菓子卸市場の背面。いや,これが背面なのか,或いはどちらも正面なのか。

 

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いずれも「ファサード」である。右手に見えるのは隅田神社の参道。改めて見返してみても,最高の佇まいだ。

 

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北側の建物。

 

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こちらも市場である。

 

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「場」の文字を貴方は見つけられるだろうか。先月末に訪れた際は閉まっていたが,この日は営業中だった。

 

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隅切部。この簡素な庇,最高じゃないか。

 

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パッチワーク。

 

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ジブリ顔負け。

 

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増築部。

 

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ストリートビューで見てみると,探訪の翌年には美しいシャッターに落書きがされ,さらに足元には橙色と黒の工事用A型バリケードがずらりと並べられてしまった。そしてその1で記載した通り,ここ1~2年の間に解体され,この建物はもう現存しない。最期の美しい姿を記録することが出来て本当に良かったと思う。

 

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さて,卸市場のアーケード内に戻る。少し望遠気味で,ディテールを切り取ってゆこう。

 

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灯るもの,灯らないもの。

 

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住人は居るだろうか。

 

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縦構図がしっくり来る空間。

 

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木製の看板。

 

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懐旧。

 

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ステンドグラス再び。

 

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滑車。どこかの木造アーケード市場でも見かけた気がする。

 

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うっとりとする。

 

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ブルー・スカイ。

 

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少しだけ話をした。缶に入った綺麗な飴と,幅下(まさしくこの街)で作っているという飴を購入した。

 

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カレンダーは2010年で止まっていた。

 

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f:id:anachro-fukurou:20210904120843j:plain至る所に「慰安会」の文字。

 

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木造アーケードの中毒性は何なのだろう。自分にとって,街歩き・建築物のジャンルの中では他とは全く次元の違う,唯一無二の存在である。

 

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夏の幻。

 

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地元民と思しき客が何組か訪れていた。もし家の近くにあれば,「まちおか」感覚で立ち寄るだろう。

 

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周辺のビルにはまだ玩具を購入できる商店が点在しているが,2000年に中京菓子玩具卸市場が閉場し,ここまで年季の入った店舗はもう他には残っていないようだ。

 

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どれだけ滞在しても,どれだけ撮影しても,名残惜しさしかない。

 

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惜別の時。

 

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浮かび上がる「落花生」の文字。

 

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戦後すぐの人々も,同じような夏空を眩しく見上げていたのだろうか。

 

5年の月日を経て記事を編集し,写真の未熟さを痛感。また近々,今の装備と今の腕,そして何より今の感性で,もう一度訪れなければならないように感じた。もっと聞き込みもしておきたいし,周辺の街も歩きたい。そして何より,今度は菓子の「大人買い」もしてみたいと思う。

 

 

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