2017年6月。前日は,水没電柱でお馴染みの江川海岸を見に行った。翌18日は,市原市,飯給~月崎に静かに佇む隧道群を巡った。その1では,観音彫りの柿木台第一トンネル,短い円断面の柿木台第二トンネル,その2では永昌寺トンネルを紹介した。
さて,この道から抜けると月崎駅。ちょうど小湊鉄道の上り列車がやって来る時刻だったので,雨の中を撮影。
愛らしいベテランに挨拶。緑の「トンネル」から姿を現した。
入線。
雨降る小駅にて,束の間の休憩。
さて再出発。月崎トンネルへ向かおう。
月崎駅から西へと向かう林道は,月崎1号線というらしい。ここはなかなかな「広義の酷道」で,軽自動車の両側面に藪の雨露をこすり付けながら進む。依然として雨脚は強かった。
そして,ようやく辿り着いた,本日のメインディッシュ。
月崎トンネルへようこそ。
二連の隧道に息を呑む。
雨に濡れ,コントラストは強い。
この先,林道は程無くして行き止まりとなる。
隧道の向こうにレンタカー。よりにもよって白のボディで酷道を来た記念である。
2つの隧道の間にて。
唯一無二のフォトフレーム。
光と影,その先にまた隧道。写真の「解」が限りなく存在する美的空間。
緑に飲み込まれる日も,そう遠くはないのだろうか。
梅雨に濡れた美しき異世界。
さらば,二連隧道。
終始ヒルを警戒していたが,幸い被害なし。帰路はとにかく凄まじい豪雨に見舞われたが,無事に五井にレンタカーを返却。房総小旅行は幕を閉じたのでした。
※月崎トンネル探訪の際はくれぐれも安全に御注意ください。
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