2016年8月25日(木)。建築学会大会を中座し,戸畑でレンタカーを調達。「聖地」の一つ,北九州の工業地帯で工場夜景の撮影を試みる。まずは「工場夕景」の撮影のために,小倉の延命寺臨海公園へと向かった。
駐車場に車を停め,海辺へと歩くと,ちょうど夕空が焼け始めた頃だった。

新日鐵住金八幡製鉄所(現・日本製鉄九州製鉄所)が鎮座する。撮影地点から1km以上離れているのだが,この迫力である。

漣が空を映す。

silhouette.

3連の煙突から時折,ピューッと煙が吐き出される。

威容。

刻々と,橙は鮮やかになってゆく。

北西にも,煙突のある夕景。

太陽が姿を現そうとしている。「夕方晴れ男」を自称して久しいが,今日もその力は健在だ。

海と雲の間。

戦艦の如し。

染まりゆく。

週末の夜は大煙突のライトアップがあるらしいのだが,今日はただの木曜日。夕陽が沈み,夜の帳が下りるまでが勝負だ。

対岸までは距離があるので,構図は限られる。しかし夕空の変化が,一枚一枚を全く異なった表情に仕立て上げてくれる。

あっという間に空は桃色に変わる。

撮影地点から4kmほど離れた戸畑共同火力のプラントが,焼け残った夕空を背に佇む。

完全燃焼。

そして色を失い始める。

この淡い彩りを美しいと思える感性を,いつまでも大切にしたい。

黄昏のキリン。

炎の色。

そして夜の帳が完全に下り,夜景が始まる。
その2(JNCマテリアル戸畑工場,黒崎・三菱ケミカルほか)へ続く。
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