雁木のある道。 2023.01.21 直江津
1月21日(土)。1泊2日で,直江津~糸魚川間を歩く。まずは直江津駅北口,駅前通りと裏路地を歩いた。
▼その1はこちらから。
anachro-fukurou.hatenablog.com
再掲になるが,今回の記事のタイトルは,あくまで自分の中での捉え方として,様々な観点から昔日を偲ぶ意味を含め,「旧北陸本線沿線」を掲げることにする。
引き続き直江津の街を歩く。
裏通りから,県道468号線へ。
雁木の雰囲気がとても良い。
ポストの向きは車道に平行のが好き。
ずらり。
バス停,頭と体が分離しているのね…。
NTTの電波塔が見える街。
融雪の水で,アスファルトは黒々と濡れている。
其処に薄日が差してくると,コントラストが強烈に演出される。
正対しても美しい。
そしてやはり,中に飛び込むのが良い。
木製の建具の内側にカーテンが引かれているの,とても好き。
そういうカーテンの柄はだいたい渋くて,少し褪色している。ブルートレインのB寝台を思い出す。
濡れた道,乾いた道。
特にこの辺りは古くからの造りが見られて素敵だった。
大きなビルは,かつて家具店だったようだ。閉業して久しいような雰囲気。
この地方都市に,嘗てはこれだけの建物を構えられたのだ。都市への一極集中が進み,物流が円滑になり,時代は変わってしまった。
気になっていた,北側の裏道を歩く。
ここは参道の筈だが,ハイテンションな夜が過ごせるらしい…。
またもや雪が降って来た。
八坂神社。
「生魚商人中」。この五文字で検索するとこの神社がヒットするようなのだが,意味や時代まで解説しているサイトは見当たらず。
この後,酷い雪になったので,拝殿の向拝の下で雪宿り。
小降りになったので,散策を再開する。
裏道を西へ歩く。
少し古い,閑静な住宅街,といった印象だった。
再び表通りに戻り,西へ。
この辺りの雁木は切れ切れか。
やはり東側が名残惜しいが,先へ行く時間だ。
そのまま廃業されたのだろうか。
バスのロータリーと巨大なショッピングモールが左手に見えてきた。
気になる佇まい。旧店舗だ。
「シムカ」
そのまま西へ西へ,中心街を外れてゆく。
商店は殆ど見当たらなくなる。
板壁の家。
さて,中心街を外れ,いよいよ日本海沿岸を歩く,長い行程が始まる。
その3に続く。
▼関連記事はこちらから。
▼ 宜しければクリックのご協力をお願い致します。