凍てつく朝。 2023.01.22 能生
1月22日(日)。旧北陸本線,直江津~糸魚川を歩く旅。能生の旅館で二日目を迎え,未明の能生・弁天岩と白山神社を訪れた。
▼その13はこちらから。
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日の出の時刻を過ぎ,空はだいぶ明るくなってきた。
緑色の海。
西の雲が綻ぶ。
路地の向こうの水平線。
屋根瓦に薄く積もった白雪が,空気の冷たさを思い出させてくれる。
2022年度は雪の少ない年だったと思われる。ごく僅かではあっても,その白さを見る事が出来て嬉しかった。
この辺りに居る時,空気が特に冷たく感じられた。悴む右手の指を,ポケットのホッカイロで温めながら歩いた。
旧線跡を転用した道路。
集落の水路。
目抜き通りに戻る。
色の淡い,冷たい朝。
冠雪を戴いた山と空が青い。街灯には「中央商店街」の文字。
目抜き通りを最後に眺める。
玉屋旅館に戻ってきた。
荷物をピックアップし,去り際に一枚。
急な素泊まり客を丁寧に持て成して下さり,本当にありがとうございました。
能生駅へと歩く。大通りではなく,その東の古い町を抜けてみる。
整然と続く道。新線開業よりも前から町が形成されていたようである。
能生,改めて,大きな町である。
線路際に出る。駅はこの先だ。
ホームに上がると,朝陽が差し込んできた。
長い「序章」を終え,二日目を始めよう。
その15に続く(※近日更新予定)。
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