梟の島

-追想の為の記録-

旧北陸本線沿線散策(11):黄昏の能生を歩く。

黄昏。 2023.01.21 能生

 


1月21日(土)。表題には「旧北陸本線沿線」を掲げ,様々な観点から昔日を偲びつつ,1泊2日で上越へ。直江津駅を発ち,谷浜駅,有間川を通り,名立駅へと歩いた。その後は2駅先の能生駅に移動し,中心街を歩いた。

▼その1はこちらから。

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能生の街の夕刻,引き続き東へ歩く。

 

あんなに晴れていたのに,結局また雪が降る。

 

この天気を,名立の商店のおかみさんは「気〇い空」と呼ぶ,と仰っていた。

 

蒼白い,雪空の街。

 

白山神社,今日は通り過ぎることにしよう。

 

海に出る道へ。

 

青空と雲の鬩ぎあい,荒れ狂う波濤。

 

暫く呆然と座る。早くも一日が終わろうとしている。足には確かな疲労を感じていたが,精神は深く低く充足を湛えていた。

 

動画を撮り,波を眺める。

 

弁天岩には先客の男女が居るようだったので,明朝に回すことにした。

 

もう少しだけ,東に歩いてみる。

 

斜面にへばりつくようにして家屋が建ち並ぶ,能生小泊の集落が見えている。

釜山の街を思い出した。

 

いよいよ日没。露出がだいぶ厳しくなってきた。

 

帰りは国道の近くの道を歩く。

 

並び。

 

 

整然と並ぶさまが美しくて,何枚も撮ってしまった。

 

街灯が眩しく見え始めた。

 

板壁の小屋。

 

そして夜が来る。

 

鈍色の夕空を背に,地下道の灯りが映える。

 

雪国の夜。

 

旅館に戻ってきた。 

しかし,今日は未だ終わらない。

 

その12に続く。

 

 

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