深紅に彩られる禅寺。2019.11.24 東近江・永源寺
2019年11月24日。湖東三山を北から順に巡ってきた。
湖東三山制覇の後は,その南東,三重に抜ける国道421号線沿い,永源寺ダムの手前に位置する永源寺へと向かった。百済寺からは車で10分弱だっただろうか。駐車場付近が渋滞するほどの大混雑,参道入口付近には人だかりが出来ているほどで,この2日間で最も観光地感が強く,はっきり言って面食らった。さらには駐車場が有料だというから驚く。客層は老若男女さまざまで,ヤンキー風情の男がチワワを抱いていたり,子連れのママもいたり,もちろんシニア世代もいたり。湖東三山よりも混雑している事を全く想定していなかったので,とにかく驚きの連続だった。
歩を進めると,なるほど人気観光地,紅葉は赤く,見事に深く色づいていた。
永源寺は天台宗の湖東三山とは異なり,臨済宗の禅寺。それゆえに仏堂の構成も大きく異なる。詰組の山門の奥に建つ,茅葺屋根の大きな方丈(1765年建立)が本堂として扱われ,その周囲に法堂や禅堂,開山堂など複数の建物が建つ構成。
建築的には実は見所が少なかったので,紅葉の写真をサクサクと撮影し,人混みから逃げるがごとく,スムーズに拝観を終えたのだった。
門前の出店でカップ酒「永源寺」と,実家への土産として蒟蒻を購入。駐車料金500円を払い,次なる目的地である昼食処へ向けてそそくさと出発した。
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