梟の島

-追想の為の記録-

夕刻の下館散策(6):冬の黄昏を歩く。

 

筑西市丙。 2022.12.20 下館

 


12月20日(火),真岡出張はコロナ禍の影響を受け単独行動となった。小山で車を借り,日中を無事に終えた帰路,4ヶ月前ぶりに下館を散策。中澤時計店,荒川家住宅を見た後は,結城街道沿いを歩いた。

▼その5はこちらから。

anachro-fukurou.hatenablog.com

歩きたい場所は概ね歩いたので,あとは日没まで,前回散策していない辺りをうろうろすることにした。

 

五行川の西側の裏道を南下。

 

Y字路,細い街灯。

 

素敵なカーブ。

 

桜町交差点の南へ。

 

西へ進むと,森永牛乳興信舎販売所。

 

とんでもない規模の石蔵が見えているが,あれは何だろう。

 

道を跨ぐ火の見櫓。

 

その横には石蔵。ああ,北関東。

 

この巨大な敷地を持つ個人宅は何者だろう…先程の石蔵もこの裏手にあたるのかもしれない。

 

東へ。

 

猫を追いながら,表具店の角を北へ。

 

裏道の理容室。

 

元の道に戻る。

 

渋川商店。

 

その横の洋品店も素晴らしい店構え。

 

店舗の跡に見える。

 

猫だらけだった。

 

ユリイカ塾。

 

東へ進む。

 

薄味だが,素敵な街だと思った。

 

冬は特に,どこか特定の場所を求める昂奮ではなく,心の安穏を求める傾向があるらしい。だからこうして偶然に出会う「薄味の風景」というのが,優しくて愛おしくて,心にとてもよく馴染むのだと思う。

 

水のない橋。

 

裏道の気になる場所にて。

 

最後は五行川。

 

これにて日没。小山へ車を返却回送した。

西へ向かう車中,天頂の紺青から地平線の橙へと続く空の濃厚なグラデーションが美しかった。その濁りの無い色彩に,遠い富士山のシルエットが黒々と兀立していた。やがて橙の帯は少しずつ細く狭まってゆくのだが,連続的な変化はあまり気付けないものである。或いは色が変化するのではなく,ただ全ての光が弱まり暗くなってゆく,という変化に近いのかもしれない。

小山のレンタカーは立体駐車場の上に返却。かなり繁盛している様子だった。此処はまたいつか使うことになる気がする。

 

 

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