12月20日(火),真岡出張はコロナ禍の影響を受け単独行動となった。小山で車を借り,日中を無事に終えた帰路,4ヶ月前ぶりに下館を散策。中澤時計店,荒川家住宅を見た後は,結城街道沿いを歩いた。
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歩きたい場所は概ね歩いたので,あとは日没まで,前回散策していない辺りをうろうろすることにした。
五行川の西側の裏道を南下。
Y字路,細い街灯。
素敵なカーブ。
桜町交差点の南へ。
西へ進むと,森永牛乳興信舎販売所。
とんでもない規模の石蔵が見えているが,あれは何だろう。
道を跨ぐ火の見櫓。
その横には石蔵。ああ,北関東。
この巨大な敷地を持つ個人宅は何者だろう…先程の石蔵もこの裏手にあたるのかもしれない。
東へ。
猫を追いながら,表具店の角を北へ。
裏道の理容室。
元の道に戻る。
渋川商店。
その横の洋品店も素晴らしい店構え。
店舗の跡に見える。
猫だらけだった。
ユリイカ塾。
東へ進む。
薄味だが,素敵な街だと思った。
冬は特に,どこか特定の場所を求める昂奮ではなく,心の安穏を求める傾向があるらしい。だからこうして偶然に出会う「薄味の風景」というのが,優しくて愛おしくて,心にとてもよく馴染むのだと思う。
水のない橋。
裏道の気になる場所にて。
最後は五行川。
これにて日没。小山へ車を返却回送した。
西へ向かう車中,天頂の紺青から地平線の橙へと続く空の濃厚なグラデーションが美しかった。その濁りの無い色彩に,遠い富士山のシルエットが黒々と兀立していた。やがて橙の帯は少しずつ細く狭まってゆくのだが,連続的な変化はあまり気付けないものである。或いは色が変化するのではなく,ただ全ての光が弱まり暗くなってゆく,という変化に近いのかもしれない。
小山のレンタカーは立体駐車場の上に返却。かなり繁盛している様子だった。此処はまたいつか使うことになる気がする。
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