風前の灯火。 2022.08.01 八女福島
8月1日(月),長崎出張の前日。午前は朝倉市甘木と久留米を散策し,昼過ぎのバスで八女福島へ移動。木造アーケード・土橋市場をたっぷりと撮影した。
▼その1はこちらから。
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土橋市場を後にして,そのすぐ傍にある土橋商店街を見に行く。
街角。
商店街。
崩落寸前の雰囲気だ。こちら側の店は,コロナ対策か,一見さんは入れない雰囲気だった。
南側の入口に回ったが,こちらも立入禁止のバリケードがあった。妻壁の板は激しく痛み,四日市・三和商店街の最期をふと思い出した。
バリケードの前に立ち,頑張って中を撮る。
架構は歪んでいる。
緑の育つ様は,下渕にも似ている。
竹が気になるところ。
上弦材はあるものの,三角形は構成されておらず,不安定な構造だ。
緩やかに捻じれている。架構がかなり高い位置にあるので,その脆さは怖くもある。
ズームしてゆくと,奥の方の店舗が崩れている様子が見えてきた。
それでは立入禁止も無理はない…。
豆タイルも見えていた。
バシッと一枚,きっちりと決める。
きっと次は無いだろうし,長くも無いのだろう…。
中に入れるうちに訪れたかった,というのが本音ではあるが,それでもその姿を確かにこの目で見る事が出来て良かった。
外観,色とりどり。
看板部分が高く立ち上がっていた。
背面側に回り込むと,空地だった。
垣間見える。
緑の向こう,すぐそこに存在するけど入れない無念さを感じつつ,商店街を後にした。
重伝建の街並みへと移動する道中,気になる建物を撮影してゆく。
隅切りの立派な店蔵は,大坪茶舗。
非常に大きな建物が点在している。
大通り沿いにも旧家が並ぶ。
裏通りへ。
検番跡。
板壁の住宅も健在であった。
その4に続く。
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