優しい時間。 2022.07.17 赤羽
7月17日(日)は夕方から「オフ会」のお誘いを頂き,総勢4名で赤羽を散策した。
▼その1はこちらから。
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さて,外縁を巡ったところで,ようやくメインディッシュ・桐ヶ丘中央商店街へ。
帰って来た,という感覚。再訪ならではの安堵感である。
看板も健在。
北を向いているのだが,7月の夕刻は半逆光になる。
肉,米,美容室,魚に天婦羅に蕎麦…ここで何でも揃った時代が確かにあったのだ。
「中止」の文字が儚げに。
商店街の象徴。
夢を見ている。
夕風に靡く万国旗を,いつか見た景色に重ねてしまう。
色使いにも一定の制約があり,それが統一感を齎しているのだろう。
オーム電機の看板も健在。
台湾惣菜の商店は営業中。「串ロボ」がひときわ目を引いた。
玩具屋。
いよいよ陽光は力を失いつつある。
このあたりの絵は記憶に無いので,近年描かれたものだろうか。
6年半前の写真を見返してみたら,米店も美容室も寝具店もしっかり営業中だった。今も平日に来れば開いているのだろうか…?
上階からこの景色を眺めてみたい。
ディック・ブルーナ風の肉屋の看板も健在で嬉しかった。
ディテール。
ひとり。
静かな脇道。
西側の外縁。
黙然。
赤錆のシャッターは,間接的な陽光に黄色く染まる。
この居心地の良さ,安心の源は何であろうか。ひととひとの有機的な営みの存在(少なくとも,嘗てはしていたという事実)を認識したことに起因する安堵感であろうか。自分が街に,或いは被写体に何を求めているのか,今一度考えさせられる,そんな場所である。
その3に続く。
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