梟の島 -叙情的叙景詩-

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飯坂温泉逍遥(1):出張後,橋本館で過ごす夜。

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投宿。 2021.11.22 飯坂温泉橋本館

 


11月22日(月)。先々週の酒田,先週の鹿島に続き,今週は郡山の現地確認である。ここまで外出が連続するのも珍しいのだが,懲りずにかこつけて非日常の時間を作る。前日に予定があり前泊は不可能だったのだが,翌日が祝日だったので,出張後の宿を飯坂温泉に確保した。仕事が昼下がりに終われば二本松あたりまで足を伸ばそうと考えていたのだが,調査は想像以上に長時間を要し,挙句の果てにちょっとしたトラブルにも見舞われ,郡山駅に戻る頃には夕方を越えてすっかり夜であった。純喫茶モナミで待たせていた妻(ヨメ氏と記載していたのだが,時代的に「ヨメ」表記は些か宜しくないという風向きもあるので,表記を変更した)と合流し,レンタカーを返却。何処にも寄り道することなく北上し,真っ直ぐ飯坂へ向かうことにした。

時間も勿体ないので,新幹線で福島駅へとワープした。

 

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JR改札を出ずに1番線ホームを歩き,0番線へと乗り換えるのが福島駅の構造である。乗り換え時間が少しあったので,飯坂線の改札を出てみた。

 

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究極の選択。

 

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阿武隈急行は明日以降に取っておき,今日は福島交通飯坂線にお世話になる。

 

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古参車両が健在かと思っていたのだが,やって来たのはぴかぴかの顔を貼り付けられた旧東急1000系だった。2016年秋(ちょうど筆者が前回探訪した直後)に第一編成が落成,その後順次導入され,先代の7000系は2018年に定期運用から引退したようだった。

 

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昭和が残るプラットホーム。

 

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雨に濡れたレールの上で軽く空転しながら,列車は福島駅を発った。通学時に聴いていた井の頭線を彷彿とさせる,VVVF-GTOのメロディアスなモーター音が心地良い。当然ながら先代よりも走りは軽快だったが,それでものんびりとした印象であった。19時に飯坂温泉駅に到着。1泊朝食のみで予約しているので,宿に荷物を置いた後,夕飯を求めてすぐに再出発した。

 

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夜の温泉街は人気が無く,とにかく静かだった。店を探そうにも,営業している店はあまり多くないようで,スマホで検索しながら街を歩いた。

 

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「照井」というお店に入り,名物の餃子を戴く。現地調査で疲れた身体に染み渡る,程良くパンチ力があり,美味だった。水餃子も注文したが,ペロリと平らげてしまった。

 

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食後は散歩がてら,少しだけ街を撮影。

 

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鯖湖湯は定休日。橙色の街灯が眩しかった。

 

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雨上がりの澄んだ空気が心地よかった。

 

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残念ながら,廃墟化した物件も多いようだ。

 

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摺上川沿いの旅館群を北西側から眺める。

 

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飯坂温泉を代表する,十綱橋からの有名なアングル。夜もまた素晴らしい眺めだったが,思ったよりは暗い印象だった。

 

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さて,今日の宿は十綱橋からも程近い「橋本館」である。川岸に建っており,玄関とロビーが4階にあるという不思議な構成である。

 

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階段を下る。3階の「コーナー」はまた後程。

 

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3階の奥の部屋へ。

 

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広縁には2つのソファが並ぶ。

 

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ネオ・クラシックといったところか。

 

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RC造の中の和室というのも,時代を感じられて良いものだ。派手過ぎず地味過ぎず,落ち着いた雰囲気である。

 

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さて,着替えを持って温泉へ。

 

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魅惑の扉を開く。幸いにも貸切状態だった。

 

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大きな浴場。こちらの温度は低めだった。

 

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こちらの小さい方が熱かった。鯖湖湯のような強烈な湯温ではなく,42~43℃くらいの心地良い温かさだった。一日の疲れが一気に癒えたように感じた。

 

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階段に置かれていた赤い電話。この質感,堪らないな…。

 

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湯上がりは,橋本館の名物,3階のファミコンコーナーへ。

 

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平成生まれの自分は「世代」という訳ではないのだが,懐かしく楽しませて頂こう。

 

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100円を2回投入し,「ベースボール」というゲームを楽しんだ。1983年発売ということで,およそ40年の時を経ている訳だ。こうして「動態保存」してもらえているのは嬉しい限りである。試合は7回途中までで1-1の投手戦となった。

 

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部屋に戻り,普通酒を嗜みながら,夜はのんびりと更けていった。

 

その2へ続く。

 

 

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