2018年6月23日。プーシキン美術館展を見に行く。そしてこれと抱き合わせにして,美術館の前に,日暮里・初音小路を撮影し,予てより狙っていた御徒町の純喫茶「丘」を訪れた。
老舗は上野と御徒町のちょうど中間,線路の東側に位置している。昭和のデザインも,この鄙びた界隈にはしっくり来る。
さりげなく洒落た照明が来客を迎える。この日は小雨が降っていたっけ。
階段室にはコテコテのシャンデリア。天井の装飾も「一級品」である。文化財指定を受けた近代建築さながらの造作だ。
ザ・昭和。ここまで美しく絵になる階段室も珍しかろう。撮りごたえのある空間だった。
階段を下りると入口である。
店内の写真を撮ってよいか尋ねると,快諾してくださった。
内階段の照明はなお煌びやかで,フォトジェニックだった。
地階の地階に下りてゆく。こんなデコラティブな階段,素敵すぎるでしょう。
どうせ店で過ごすなら,こういった老舗の価値ある空間を楽しんでみては如何でしょうか。
地階にはほぼ人は居なかった。蛍光灯のグリーンが昭和の雰囲気を醸し出していた。
席ではナポリタンとチョコレートパフェを注文。
チョコレートパフェ,美味。とてつもなく威力があったが,これから美術館に長居するためのエネルギーチャージとしては最適だった。
支払う金額以上に贅沢な時間を過ごすことが出来るのが,純喫茶のかけがえのない魅力である。「ド定番」ではあるが,お住まいや職場が上野・御徒町に近い方は,是非一度訪ねてみることをお勧めしたい。
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