ファサード。 2015.05 小向マーケット
2015年5月某日。川崎市某所の小向マーケットへやって来た。
▼その1はこちらから。
外観からは想像できない,セピアの亜空間。気配が感じられず少し怖いのだが,奥へ進んでみよう。
褪色して久しいが,すべての色彩を脳内で補完すれば,たちまち往時の姿が蘇る。
自転車のある風景。
21世紀の日本とは。
建物の中央付近。
木造アーケードの美。
とうふ屋が開店していた。何か一つ買おうと思ったのだが,買えず。
斜向かいの服屋も開店していた。
ゆらり,ゆらりと,万国旗と服が揺れる。奥の車のみが時代を教えてくれるようだ。
平成とは昭和の延長であり,所によっては昭和そのものであったりもする。
社会とは。
さらば小向マーケット。
この街は,時間軸が少し狂ったような景色が点在している。
小向日用品売場。文字通りの「看板」建築。
内部を覗いてみる。
かなり暗かった。
建物側面が正面入口のように機能しているらしい。魚屋はなお現役のようであった。
2015年撮影分はこれにて終了。この日はこの後,品鶴貨物線・鶴見川の撮影地へ,EF64牽引の貨物列車の撮影に向かったのだった。
その4(2018年撮影分)へ続く。
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