梟の島

-追想の為の記録-

松戸散策(2):裏路地から,純喫茶「若松」へ。

渋い昭和。 2022.12.31 純喫茶若松

 


12月31日(土)。松戸にて「大晦日の初顔合わせ」。まずは駅の南西,旧水戸街道とその周辺を歩いた。

▼その1はこちらから。

anachro-fukurou.hatenablog.com

さて,歩きたい路地がある。

 

挟まってゆく。

 

狭隘な路地に両側から持ち出された紅白の看板が,肩を並べている。

 

丁字路。

 

奥にはトイレ。

 

この猥雑さ,素敵。

 

銀座。

 

僅かな体の動きにより,看板の相対位置が変わり,それを知覚することで空間の奥行を認識しているのだと,改めて思わされる。そう考えてゆくと,やはり写真よりも動画の方が,魅力を保存するのに相応しい媒体のかもしれないと思った。

 

北に抜けるにつれ,少しずつ明るくなってゆく。

 

VABAR'S BAR...

 

今は名も無き路地,昭和の空気は此処に息衝く。

 

外観。

高いビルに囲まれている立地という,何とも言えない魅力があるのだった。

 

その向かいには純喫茶若松。

 

大晦日だし営業していないだろうと思っていたが,なんと予想外にも開店している様子。

 

では入らない手はない。

 

渋い昭和空間は,緑色の蛍光灯に彩られてこそ。

 

着席。

 

大晦日なので食事は提供していないという事だが,構わない。筆者はウインナーコーヒーを,彼はココアを注文。

大サービスのクリーム量で美味だった。ママさんは量を入れ過ぎたことで見栄えの悪さを気にされていたが,全く気になりませんとも。

 

腰を落ち着けて会話するにはあまりにも居心地の良い環境だった。旅に求めていること,写真についてなど,話題は尽きることがなかった。

 

会計を済ませ,店を出る。階段室と店内を隔てる大きな窓が美しかった。

その3に続く。

 

 

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