梟の島

梟の島 -叙情的叙景詩-

-叙情的叙景詩-

山梨観桜旅行(4):甲府城跡の桜と長禅寺と。

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(晴れ空の下。 2019.04.08)

 

2019年4月7日は,勝沼大善寺,塩山の慈雲寺,身延山久遠寺を見て回り,下部温泉の木造旅館・裕貴屋で素敵な夜を過ごした。

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8日(月),裕貴屋をチェックアウトしてから下部温泉駅まで散策。夜中に降った雨で,あたりはしっとりと濡れていた。身延線ではワイドビューふじかわ1号に乗車し,所要時間42分,10時半に甲府に到着。レンタカーを調達する手続きをしてから,まずはこの車に乗らず,すぐ近くの甲府城跡・舞鶴城公園へ歩いて向かった。

 

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身延線の車内では晴れたり曇ったりの繰り返しだったが,甲府ではすっきりとした晴れ空に恵まれた。

 

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少し散り始める桜。それでもちょうど満開だった。

 

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城址は歩くと案外広い。見下ろす桜も美しい。

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甲府盆地らしさがあり,個人的には好きなアングル。月曜の午前中ということもあり,公園内は花見客も少なく,落ち着いた雰囲気だった。

 

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このあと,ここで三脚を立てて記念撮影。

ぐるりと公園を回ってから再びレンタカー店に戻り,車を調達。まずは,中央線や身延線の車中から気になっていた,「甲府五山」に数えられる長禅寺へと向かった。

ナビを信じて向かうと,最後のアプローチでとんでもない隘路を通された挙句,ゴールできないというハプニング。道路工事で交通整理をしているおじさんに確認して,山門側からアクセスした。

 

この巨大な山門が車窓から見えていたのだった。

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境内は人の気配が全く無い。公開されている様子もないし,そもそも入って良いのかも分からない…。

それでも,信玄のご母堂の墓所の案内などもあったので,人影が見えれば声を掛けることを決めた上で,建物を見学させて頂くことにした。

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ネットの情報によれば,過去の伽藍の建物は,1945年の空襲で失われ,現在の建物は後年復興されたものだという。五重塔は1990年建立,同い年だ。

 

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五重塔から更に奥に進むと,真新しい八角三重塔があった。近付く道は無く,放置されているようだった。

ちなみに,四重に見えるが,一番下は「裳階」(もこし)と呼ばれる,いわば「外付けの庇」であり,ノーカウントである。長野・別所温泉安楽寺八角三重塔(国宝)がモデルだろう。サイズとしては6割くらいに縮小された感じだろうか。

 

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屋根葺材の銅板も光沢を保っていた。まだ建立から1年程度なのではないだろうか。ぎっしり詰まった組物(詰組),斜めに切られた尾垂木,まさに禅宗様。

 

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三重塔(1978)と五重塔(1970)。不思議な伽藍配置か。

壮観なのだが,あまりにもひっそりとしており,どうしても寂しさを感じてしまう。

 

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それでも春は,鮮やかに。

 

この後は,神代桜で有名な実相寺へと向かった。

その5へ続く。

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