梟の島

梟の島 -叙情的叙景詩-

-叙情的叙景詩-

小向マーケット(1):半世紀前の世界にタイム・スリップ。

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タイム・スリップ。 2015.05 小向マーケット
 

2015年5月某日。ネットで見掛けて是非とも自分の目で見たいと予てから思っていた,川崎市某所の小向マーケットへ向かった。

修士課程の同期たちが就職し,自分は進学。3月までと同じ研究室にいるのに違和感をおぼえる日々。気分転換としての非日常だった。今思えば,この日は広角レンズ(12-24mm)のデビュー日でもあった。

鹿島田駅から25分ほど歩いただろうか。住宅街の中へ切り込んでゆくと,なんてことは無い,鄙びた外観の建物に辿り着く。

 

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金属板や下見板のパッチワークのような壁。2階部分にほとんど窓が無いのが不思議である。

そして,この建物の中央部に入ってゆくと,突如としてタイムスリップしてしまう。

 

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日常空間とは明らかに異なる,亜空間。一歩踏み込んだ瞬間,「ギギギギギ…」と何か音がして,吸い込まれるような感覚であった。

 

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春の太陽光が,黄ばんだポリカ板を透かして降り注ぎ,空間を自然にセピアに染めている。その下で空間を構成する物たちも,揃って褪色している。

 

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時計は止まって久しい。

 

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しかし時は流れる。

 

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これでホワイトバランスは現実に忠実だ。

時折,人が通ってゆく。

 

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立て続けに通ってゆくこともある。

 

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不思議に妖艶な買い物帰りの若い女性が,日傘をさしたまま歩いてゆく。

時代考証のミスではなく,これは現実世界である。

 

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静寂の昼。

 

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広角レンズのデビュー戦。空間全体を捉えられる面白さを感じた。

 

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1階の店舗は閉まって久しいようだったが,2階は今も住居として使われているのだろうか。

 

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万国旗がユラリ,ユララ…。

 

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鮮魚屋は,いつまで開いていたのだろうか…。

 

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醒めぬ眠り。

 

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窓が開いていた。

 

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正面から,ベストショット。

我ながら良い絵だ…。

いや,違う。被写体のポテンシャルが高すぎるのだ。

その2へ続く。

 

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