梟の島 -叙情的叙景詩-

-叙情的叙景詩-

大牟田散策(11):夕暮れの新銀座に,木造アーケードの神髄を見る。

木造アーケードの神髄。 2022.07.31 大牟田・新銀座

 


7月31日(日),長崎出張の前々日。陸路で大牟田に入り,レンタサイクルで三池炭鉱宮原坑,万田坑,三川坑を見学。自転車を返却し,有明町年金通りと浪花街を歩いた。

▼その1はこちらから。

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さて,ようやく辿り着いた新銀座の南側。今回の探索のメインディッシュである。

 

ようやく会えた。よく残っていてくれた。

 

満を持して,境界を越える。

 

北側の区画に比べると,非常に長い…!

先人の写真を見て想像していたよりも,かなり奥行がある。僅かな下り坂になっていることも,見え方に影響しているかもしれない。

 

壮観だ…。

 

純然たる昭和が此処には有った。

 

看板を塗り直しているのだろうか。

 

飴色のポリカ板が黄昏の光を透過し,セピアを演出する。

 

美容室…!

 

比喩や誇張でなく,すべてを文化財にしてほしいと思った。

こんな純然たる空間,もう二度と作れないぞ…。

 

そしてこの看板の造作の美しさよ。

 

どこを見ても,絵しかない。

 

日没が近づき,灯りが点った。

 

白熱球は点らない。

 

圧縮効果を発揮。

 

整然。

 

本当に,永遠に眺めていられる。木造アーケード無くして,街歩きの趣味は始めなかっただろう。

 

ぽつんと。

 

ふとん店の方の上弦材,端部が宙に浮いている…。

 

端部。

 

残るは4区画のうちの最南端の箇所。

 

満身創痍だ。

 

歯抜けになった区間は,骨組のみが残る。

 

錆びたシャッター。

 

再び最北端の区画と同様の,3本の束があるトラスになった。

 

この区画はかなり痛みが進行していた。

 

それでもやはり,反復は美しい…。

 

線路はすぐそこ。

 

南端へ。

 

痛々しく,往時を想像できない姿であった。

 

夢にまで見た新銀座,実際に出会えて良かったし,この目で見て,記録することができて本当に嬉しかった。また時間と天気を変えて,何度でも訪れたい空間だった。

 

その12に続く。

 

 

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