秋晴れの昼下がり。 2021.11.29 陸羽東線車窓
11月29日(月)。新庄出張の前日。肘折温泉で一夜を過ごし,新庄に戻る。当初の予定を変更し,純喫茶・街路樹でのんびりとした時間を過ごした。
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13時前の列車で新庄を発つべく,街路樹を後にする。コンビニが駅から遠いことを失念し,うっかりそのままレンタカーを返却してしまった。自動販売機で水だけ購入し,改札を通った。
知識としては理解していても,新幹線車両と在来線車両が並んでいると,脳が混乱する。
束の間の,尾灯の並び。
良く晴れた昼下がり。光の優しさは,晩秋ならでは。
緑は色褪せ,景色の主役を褐色に譲ろうとしていた。
気温0℃の朝と同日とは思えないほど,陽光が暖かい。
秋と冬の狭間を見る。
20分ほどの乗車で,瀬見温泉駅に到着。記念に切符を貰った。「温泉」の名を冠した無人駅に下車したのは,自分一人だけだった。
ディーゼルカーは想像よりも軽快な足取りで去っていった。
たちまち静寂が訪れる。
不思議にホームが長かった。
廃校の校庭では,カラスが遊んでいた。
温泉街に向かうには未だ早すぎるので,東へと歩く。
光と色があまりにも美しくて,陰翳があまりにも美しくて,それを見たままに記憶すべくシャッターを切った。
交通量はわりと多く,歩道は狭い。
小国川沿いを歩く。磐越西線沿線の景色をふと思い出した。
しばらくして辿り着いたのは,瀬見発電所。
残念ながら近寄ることも出来なかった。
吊橋。
この先に「川の駅」があったらしいのだが,その手前には歩行者を許容しないスノーシェッドがあった。ここで引き返し,のんびりと温泉街へ向かう事にした。
ちょうど新庄行きの列車が来る時間だったので,ロケハンして撮影。想像よりも高速で駆け抜けていった。
廃校の校舎の一部は,カフェとして再利用されているのだとか。
寂しげにも見えるし,温かな情景にも見えた。
「義経通り」を歩き,温泉街へと向かう。
旅館が見えてくる。
さて,いよいよ街の入口である。
その2へ続く。
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