梟の島

梟の島 -叙情的叙景詩-

-叙情的叙景詩-

小倉・旦過市場(2):閉店直前の旦過中央市場と,新旦過街と。

f:id:anachro-fukurou:20210915091639j:plain

神嶽川に迫り出す。 2016.05.01 旦過市場

 


2016年5月1日(日)。熊本地震の現地調査の前日。決して気分の晴れない遠征だが,ひっそりと非日常の時間を取り,夕方の小倉・旦過市場を散策している。

▼その1はこちらから。

anachro-fukurou.hatenablog.com

メインストリートの南端までやって来たので,ここで一度外観を撮影しよう。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091658j:plain

市場の南端から,東西に橋が架かっている。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091631j:plain

西側の建物は,神嶽川に迫り出して建設されている。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091642j:plain

圧縮効果を使ってくださいと言わんばかりの,最高の被写体である。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091635j:plain

アオサギ先輩。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091646j:plain

残念ながら再開発計画も進行している。もっと先の話かと勝手に思い込んでいたのだが,どうやら来年度には解体工事が着工するらしい。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091650j:plain

恐らく何万人もの人が,この橋の上でシャッターを切ったのだろう。幾十年と続く景色にも,残念ながら必ず終焉は訪れる。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091654j:plain

いよいよ昭和は遠くなってしまった。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915125349j:plain

良く晴れた無風の昼下がりに,静謐な水鏡で撮影できたら,きっと美しいのだろう。

さて,メインストリートを北上。旦過中央市場に切り込んでゆく。人の気配があまりにも無いので,少しばかりの勇気を振り絞る。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091716j:plain

ホルモン,キムチ,ピースボート。三角形の短辺の向こうには非常口が見えている。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091724j:plain

メインストリートに並行する,三角形の斜辺。こちらは木造のトラスが掛かっている。明らかに一段階,時間軸を遡った感覚がある。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091832j:plain

こちらは「裏面」のような扱われ方なのかもしれない。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091728j:plain

短辺を東に進んでゆくと,あっという間に真っ暗である。今日はもう営業を終了しているのか,或いはそもそも日曜日は定休日なのかもしれない。非常口の向こうはモノレールの旦過駅である。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091733j:plain

鮮魚がずらりと並ぶ様も見てみたいのだが,それならば平日に来なければならないようだ。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091741j:plain

水の音と,エアレーターの音のみが聞こえる。人の気配は,ゼロである。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091737j:plain

残る一辺は,ほぼ真っ暗闇。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091745j:plain

屋根に明かり取りが無いので判然としないのだが,こちらも木造アーケードである。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091749j:plain

蛍光灯を電灯に変えれば,いよいよ本当にタイムスリップしてしまいそうだ。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091753j:plain

この先にあるメインストリートとの連絡通路が,既にシャッターが下りていた場所になる。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091758j:plain

振り返る。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091802j:plain

この自転車もかなりの年代物である。欲しいくらいである。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091806j:plain

闇の中でひときわ鮮やかな,フルーツの看板。これも正直なところ欲しいくらいである。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091810j:plain

闇に目を凝らせば,数多くの看板が残っている。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091814j:plain

トラスのディテールは,ほぼ撮影不可能だった。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091819j:plain

短辺に戻る。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091824j:plain

斜辺を撮影していた数分の間に消灯したようだ。サイバーパンクめいた怪しげな雰囲気。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091828j:plain

最後の店員が片付けをして,市場を出ようとしているようだ。危うく中に取り残されるところだった…。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091519j:plain

今度は北側のブロック,メインストリートから東に切れ込んでゆく「新旦過街」の入口。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091902j:plain

一元様お断りの店から,声が微かに聞こえてくる。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091858j:plain

ようこそ新旦過街え。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091853j:plain

クランクの東側にて,例の般若を発見。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091524j:plain

緑と赤のある路地。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091906j:plain

振り返ると,この街で食べ歩いてみたいと思うのだが,当時はそんな考えは無かったらしい。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091914j:plain

良い街だ…。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091910j:plain

南北に抜ける路地。ダクトが良い味を醸し出している。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091918j:plain

表通りに出る。小倉昭和館,その名の通りの昭和感。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091927j:plain

神嶽川の西岸,みかげ通りから,旦過市場の西側の建物の背面を見る。室外機は屋根の上にもあるらしい。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091931j:plain

半世紀を生きて来たと思しき建物たちが並んでいた。残念ながらこちらはここ2年以内に解体されてしまったらしい。

 

f:id:anachro-fukurou:20210915091935j:plain

平成生まれの自分でも,「ぺんてる」の文字を見た途端に童心に帰らざるを得ない。

さて,いよいよ時刻は18時。気付けば1時間半も滞在していることになる。そろそろ市場内の殆どの店舗がシャッターを下ろした頃だろう。最後に改めて,メインストリートを歩いてみよう。

 

その3へ続く。

 

 

▼関連記事はこちらから。

 

▼ 宜しければクリックのご協力をお願い致します。

にほんブログ村 写真ブログへ

にほんブログ村 写真ブログへにほんブログ村 鉄道ブログへにほんブログ村 写真ブログ 建物・街写真へ