木造アーケード,至高。 2021.02.07 雑二ストアー
2021年2月7日(日)。夕暮れ時の雑司が谷,弦巻通り沿いに残る懐かしい街を散策している。
▼その1はこちらから。
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弦巻通りの商店街の中心部から少し西に進み,いよいよ雑二ストアーへ。
住宅街の中に紛れ込む,小さなアーケード商店街。こちらは「裏口」だろうか。
反対側の入口に回る途中, 下見板の外壁をもつ家が見えた。
雑司が谷公園の喧騒を横目に,青柳豆腐店の横から,弦巻通りの南側の入口にアプローチする。
こちら側が「正面」になるのだろう。
シンプルな看板。
満を持して中へ。大好物の木造アーケード,2021年初探訪である。
緑色の空。
閑寂。商店街として営業している気配は感じられない。
生活道路としては現役である。犬を散歩する人がここを通って来たのには驚いた。
屋根勾配が,他所と比べるとやや急である。
宵闇に飲み込まれようとしている。
室内から漏れる灯りの暖色,蛍光灯の青白さ,ポストと装テンの朱色。絶妙な取合せ。
緩やかにカーブする。
東京っぽくない景色。
青のシャッターと木造アーケード,至高である。
内と外が混在する空間の美しさ,これを何度でも主張したい。
弦巻通り側の出口に近付いてゆくと,色調が変わる。
細く暗い穴は,余所者を拒むよう。
一度通り抜ける。標準レンズで一巡したので,次は広角レンズを中心に撮影してゆこう。
その4へ続く。
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