梟の島

梟の島 -叙情的叙景詩-

-叙情的叙景詩-

水戸駅北口ロータリーにて,茨城交通のバスを撮影。

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茨城交通8E,水戸200 11-27。 2021.06.08 水戸駅北口

 


6月8日(火)。前日は午後から水戸市街を散策。当日の朝は,スナック街&ソープ街の旧大工町(現・天王町,泉町,大工町)を撮影した。

▼その1はこちらから。

 

17時すぎに仕事を終え,水戸駅まで送っていただいた。間もなく出発する特急にも乗ろうと思えば乗れたのだが,座席表を見るとやや車内が混雑しているようだったので,30分ほど後ろのひたち号の車内最後列に指定席を確保。中途半端に余した時間で宮下銀座を再訪しようかと思ったが,ちょうど仕事を終えた頃から降り出した雨がどんどん強まってしまったので,駅前から動く気にもなれなかった。そこで,屋根のある北口のロータリーで,バスの撮影を試みた。

 

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バス趣味は無いと言えば嘘になるが,詳しいとは口が裂けても言えない。しかし幼少期,「のりもの」へのはじめての憧憬はバスに抱いたし,街に出るにも親戚の家に行くにもバスの世話になっていた。最寄りのバス停には転車台があり,方向幕を回している車両を見るのが楽しかった。時折やって来るレアな行先の便や出入庫便に,当時まだ幼稚園から小学校低学年だった自分は強烈にときめいていた。

 

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水戸200 15-78。車両について詳しくはないが,新7Eで合っているだろうか。

7Eといえば,幼少期の自分にとって「新型」。当時まだ主力として在籍しており,幼稚園児の自分が大好きだった5Eを追い出してしまった車両である。

 

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東武からやってきたという,水戸200 19-45。車齡20年近いベテランだ。日野の…バスの型番はどうしてあんなに分かりづらいのかw 完璧に頭に入っているヲタを尊敬する。

 

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若い車両がロータリーの内側に続々と溜まってゆく。茨城交通は,他社からの譲渡車両が多いためか,車種に統一感がない。それが面白さでもあるのだろうが,余所者が趣味的にアプローチしようとすると大変だ。

 

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水戸200 11-27。1998年式の8Eだという。都内ではすっかりお目に掛かれなくなったこの顔が懐かしい。

 

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水戸200 10-23も8Eである。元西武バスらしい。

 

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幼少期は関東バスのお世話になっていたが,中高時代は通学で西武バスを使っていた。7Eや8Eは当時最も馴染み深かった車両だが,時代と共にその数を減らし,やがて姿を消していった。

 

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今度は7Eだ。「中乗り」の車両。3扉,これはもしや…!

 

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水戸200 12-15。やはり元西武バスで,練馬営業所所属だった車両らしい。自分が実際に通学で使っていた路線は練馬営業所の管轄ではなかったのだが,15年近く前,この車両の「兄弟」にお世話になっていた訳だ。

 

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3扉車のこの側面が実に懐かしい…。このまま乗ってどこかに行ってしまいたかった。

 

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すると方向幕車がロータリーに進入してきた。古参車両は正面を撮影する隙を与えぬまま,ぐるっと転回して中央に陣取った。

 

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小雨の中,歩道橋を登って近付いてみた。車両は「水戸22 17-13」。U-RJ3HJAA,1993年式の古参車両である。分類番号「22」,棗型のテールランプが懐かしすぎる…。

 

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雨に濡れた路面。真横から見ても,なかなか秀逸なデザインだ。

 

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17-13を正面側から見てみる。丸目の2つ目が愛らしい。

 

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颯爽とロータリーに入ってきたのは,恐らく西武から転属してきた98年式の8Eだろう。2扉の中型車,になるのだろう。窓枠の銀縁がしっくり来る。

 

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集う。

 

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こちらも8Eだが,窓枠は黒い。それでも調べてみると98年式,23歳のベテランだ。

 

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すると古参が方向幕に明かりを灯し,ウィンカーを点滅させ,再始動。

ロータリーのどこに行くのか,まったくもって勉強不足なので分からなかったため,とにかく目視で後を追う。最もロータリーの出口に近い所まで1周して停車したので,小雨の中,傘もささずに駆け足で追い掛けた。

 

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正対。方向幕を背面から照らす蛍光灯の,不均一な光が美しい。中を覗くと海老茶色のモケットがずらりと並んでいた。時間があってコロナ禍でなければ,ひたすら乗って旅していたい,そんな雰囲気の車内だった。

ちなみに,ちゃっかり左側に写り込んでいる車両は,97年式の8Eだ。

 

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老齢を感じさせない走りでロータリーを発つ。ウィンカーランプの光が,現代の車両とは異なる雰囲気で明滅していたのが印象的だった。

17-13を見送ったところで,ちょうどタイムアップ。ひたち号の発車までぎりぎりの時間になっていたので,慌てて駅に戻って改札を通る。現代型車両の象徴のようなE657系の無機質な座席に揺られて帰京した。

バスにせよ鉄道にせよ,懐かしさに浸りながら乗車できる車両が恋しいものだ。

 

 

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