梟の島

梟の島 -叙情的叙景詩-

-叙情的叙景詩-

盛夏の五能線撮影(1):鳴沢,大戸瀬の涼やかな朝。

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黄色い朝。18.08.07 五能線 大戸瀬千畳敷

 

去る2018年。8月1日,博士論文の審査用最終版を提出。2・3日,ハードカバー製本の準備を完了。論文作業の合間を縫って何とか撮影準備を終えていたので,満を持して8月4日,東京を発ち,実に久々に関東甲信越から飛び出し,一路青森へ向かった。

4日~6日は下北半島津軽半島をぐるりと回る旅路。これはまたの機会に記事にするとしよう。6日の夜は十三湖のほとりの民宿「和歌山」に投宿。翌7日,五能線の撮影に向け,長旅の疲労を物ともせず5時半に起床した。

曇天の予報は変わらず。今日一日の天気が果たしてどうなるか分からぬまま,予定通り6時に出発。広域農道(メロンロードという奇抜な名が付けられていた)をひたすら南下してゆく。思ったよりもしっかりと整備された道である。淡々と一定速度を保ち走ること40分ほどだっただろうか,予定時刻に鳴沢~鯵ヶ沢の撮影地に到着した。撮影地のすぐ横には「きくや商店」があるのだが,まだ朝が早いので,有名犬「わさお」とそのファミリーは不在であった。朝食を求めて橋の反対側のローソンに車を止めてみると,なんと閉店セール中で,ほとんど品物が無いではないか。辛うじてパンを調達できたので良しとする。

 

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「0本目」は後追いの列車。朝の3連である。

少し間をおいて,本命。アングルを固めて待つ。

 

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1本目の撮影である2823D,曇天の朝をゆく。これはこれで夏らしい,涼やかな朝のトーンだ。

 

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実はこの旅に備えて,出発の少し前に新宿のマップカメラでPENTAX k-3ⅱとDA 16-85mmを購入し,新たな「家族」として迎え入れていたのだ。4年半を寄り添っている愛機k-5ⅱsは,立ち回りとしては若干「サブ機」扱いにこそなるが,あくまで意識としては「メイン機2台体制」である。ここではk-5ⅱsは,三脚をセッティングし,ヨメ氏にシャッターを託していた。こちらも無事に成功。幸先よいスタートを切ることができた。

 

2本目の525Dは,大戸瀬千畳敷間の田野沢陸橋へと移動。鯵ヶ沢手前では風力発電の回転する風車の羽の影が道を勢いよく横切り,とても驚く。そしてその直後,河村隆一のglassのPV(ゆっくり回る換気扇の羽が印象的)を連想し,2人で爆笑したw 不朽の記憶である。そんな楽しい道中,雲は次第に消え始め,やがて太陽が顔を出した。

田野沢陸橋はネット上に作例が少ない撮影地である。くはね氏にヒアリングして探訪を決定したのだった。いざ到着してみると,案外フェンスが高いうえ路側帯は狭いので,撮影はやや難しそうだ。前日の津軽線と同様のスタイルで,欄干に足を掛けてフェンスの上から撮影する。基本的には第3者にはお勧めできない撮影地であるので,もしこの記事を見て訪問する際は注意されたい。

線路正面からのアングルと,やや斜めからのアングル,二手に分かれて撮影する。

 

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やや斑ではあったが,確かに陽光は被写体と舞台に届いていた。

 

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夏の朝の不思議なホワイトバランス。遠くには鳥居埼灯台も見えている。

 

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愛らしい顔に燦燦と陽射を受けて。

キハ40のこの塗色は,本当に夏の景色がよく似合う。

 

その2へ続く。

 

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