ナイトクラブ姫。 2022.02.27 桐生
2月27日(日),桐生へ。末広町・本町通り周辺の街並みと近代建築を見て回り,「五十番」で昼食休憩。午後は駅南口へ移動し,巴町・本町6丁目,仲町3丁目,2丁目の南側を悉皆的に歩き,日没が徐々に近づいてきた。
▼その1はこちらから。
anachro-fukurou.hatenablog.com
仲町2丁目は実に奥深い街である。まだ広見通りの北側を引き続き散策する。
油断すると見落としそうなスナック。
何となくクロアチア感。
あの子はどこへいった。
夕陽は木の陰翳と立体感をつぶさに浮かび上がらせる。
路地へ。
鏡。
なかなかにハードルの高い空間だ…。
目抜き通りに戻り,北上を続ける。
脇道に逸れて,space shuttleを見つけた。
妙に凝った意匠だ。洒脱ではなく珍奇に近い。
ナイトクラブ姫。
正直なところ,これは計算ずくであった。一日の終わりに太陽光を浴びている様子を見るならば,此処しかないと決めていた。隣地が駐車場なので,晴れの予報であれば,かなり浅い角度の陽射が降り注ぐと解っていたのだ。既定の行程であったとしても,その美しさに心が震えればそれもまた素晴らしかろう。
飲まれるディテール。
浮かび上がる文字。
金色の冬枯れの真骨頂だ。
流石に現役ではないと思うが,さほど荒れている訳でもない。
冬入日を見送る。
街灯も頬染める夕べ。
いよいよ黄昏の足音が聞こえてきた。
当たり前だが,やはり冬は昼が短い。
ナイトラウンジ。
泉町通りに出た。ここでようやく仲町2丁目と本町の北端である。
ここで南へと折り返し,姫に惜別。
フィリピンショーパブ。
クランク路地に戻って来たが,この日の光線状態は常に最高難度だった。
美容室が営業中だった。
周辺よりも一足早く,夜に飲み込まれようとしていた。
街灯がぼんやりと点った。
帰りたくない…。
この時間ならではの寂寥に対し,良くも悪くも中毒である。
田んぼとサファイア。
今日が終わろうとしている。
狭隘な空間に挟まったスナック。
さて,いよいよ散策も終わりが近づいてきた。
その8(終)へ続く。
▼関連記事はこちらから。
▼ 宜しければクリックのご協力をお願い致します。