梟の島

梟の島 -叙情的叙景詩-

-叙情的叙景詩-

象潟逍遥(2):夏の日本海と,無言の対話。

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鼠色の大海。2014.08.05 象潟

 

▼その1はこちら。

anachro-fukurou.hatenablog.com

 

象潟逍遥,第二弾。

海岸線に出た後は,ゆっくりと南下し、海水浴場を目指して歩いてゆく。

 

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寂寥の海。雲が低く走ってゆく。波音だけが響く。

旅館の近くの小さな入り江を通り過ぎ,更に歩いてゆく。

 

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これがおそらく,日本海の素の色なのだろう。雲間からは二筋の光が降る。陽射は無い。

 

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風が吹き荒ぶ。波は岩々を洗う。黄昏の気配を,黒雲が掻き消してゆく。人っ子一人居ない。

 

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小漁港へやって来た。

 

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風に吹かれて,ふらりふらりと,揺れるのみ。何がどうという訳でもなく,ただ其処に在る。

 

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ぱっ,と,橙に染まる。実に淡い色彩だが,実に鮮やかに見えた。

 

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小舟は夢を見る。自分はここで一人, その小舟の揺れるのを見る。しばらく茫然と立ち尽くしていた。

 

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 海は黒い。大きい。雲は瞬く間に形を変え,一瞬たりとも同じ姿は拝めない。

 

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アンバランスな構図だが,海景画のようで個人的には好きだった。

この海の黒さこそが,夏の日本海の質感だ。

 

その3へ続く。

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