梟の島

-追想の為の記録-

冬曇りの八丁畷を歩く。

ショッピングセンター。 2022.12.17 八丁畷

 


12月17日(土)。晴天であれば久々に工場夕景・夜景を試みたいと考えていたのだが,生憎の曇天。そこで当初予定は変更し,八丁畷から大森方面を訪れることにした。

思い返せば12月17日(土)といえば2016年,同じく工場夕景・夜景へ,旧友と神奈川方面に繰り出した日なのだ。

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6年で暦が回り,同じ日に同じ曜日が巡って来たのだが,残念ながら探訪先まで過去と重ね合わせてゆくことは出来なかった。この曇天は未だ過去をトレースするには早すぎるという天啓の一種であろうか。

南武線を淡々と南下し,尻手で支線に乗り換える。本線側に遅延が生じたが支線は連絡を取らない様子で,乗換時間1分のところをぎりぎりで滑り込んだ。ちょうど先日,支線の205系がE127系に置き換えられると話題になったが,当時は知る由も無し。そうと分かっていればせめて数枚でも撮ったのに…鉄道車両は何も考えず記録しておいた方が良いのだと,改めて肝に銘じよう。しかし101系が支線を去ってから20年,まさか205系までが姿を消すとは…時の流れの早さに震える思いがする。

 

さて,八丁畷のJRホームで改札機にタッチし,京急の改札も通過(この駅は二重構造になっている)。駅前から散策を開始する。

 

まずはこの路地。

 

絶妙な青だ。

 

狭隘。

 

ダスティーピンクと鉄道のガード。

 

スナックのテントは新しい。

 

なわて横丁。随分と綺麗になった。

 

整然としてしまった印象だ。

 

さて,ガード下へ。

 

曇りとはいえ,昼なのに随分と薄暗い。

 

なるほど,太陽が必要だ。

 

この翳は落ち着く。

 

絶妙な黄色のタイル。

 

陰翳。

 

さらに奥へ。

 

クロネコヤマトの集配所か。

 

テント,残っていた。

 

もう二度と替えられることのない,時代の残滓たち。

 

日常空間。

 

電器店はばっちり営業中だった。

 

もう撤去されたと思っていたが,ショッピングセンターの赤い看板のうち片側が残っていた!これは嬉しかった。

 

全貌。

 

鳩。

 

向かい側の梁はモス・グリーン。

 

ル・ナ。

 

すぐ上をJR南武支線と貨物線が通る。

 

看板に向かって右側は,すっかり解体されている。

 

また再会が有り得るかどうかも分からないので,しかと記憶・記録に焼き付けた。

 

移動。この駅の構造は「いかにも京急」といった風情だ。標準軌の軌条も久々に見ると違和感がある。鈍行に乗り,京急蒲田へと移動した。

 

立会川散策に続く。

 

 

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