西の横綱。 2022.04.27 萱島
4月27日(水)。2年半ぶりの大阪出張が入ったので,仕事前にアーケード商店街を巡っている。放出みゆき通り商店街,放出栄町南通商店街,南鴫野商店街,城東商店街・城東中央商店街,関目商店街を歩いてきた。
▼その1はこちらから。
anachro-fukurou.hatenablog.com
京阪本線で関目から北へ。中川家の漫才でもお馴染み,滝井~土肥の駅間の短さを最後尾から堪能した。
守口市で乗り換えて,萱島駅で下車。
歩く。
もうお分かりであろう。目的地はここ,京阪トップ商店街である。
僅か1歩での時間旅行。久々に体感する,亜空間でギギギと時空が歪む,この感覚。
これだけの万国旗が現存する商店街…尊い。
個人的にはここが「西の横綱」だと思っている。(東の横綱は言わずもがな,小向マーケットである。)
ディテール。
静寂。
水曜日は定休日。そうと分かってはいたものの,どうしても来たかった。
新旧。
鈍い光沢の美しさ。
昭和97年。
鉄骨のラチスのアーチ。これだけのライズを持たせた掛け方は珍しい。
御座居ます。
歪。
ゼブラボールペン。
この空間に立ち止まり,身体の髄から,自分の生命を感じた。
本来在るべき場所に魂を置いた時にしか感じられない,外界と精確に一体化したような感覚。何処も痛くない。全く息苦しくない。一切の辛苦から解放されたようだった。想像以上の安息が此処には有った。
絶対的だった。こちらから求めに行かずとも,この空間は惜しげもなく,その魅力を全て教えてくれ,安寧だけを与えてくれた。
お好み太郎。
屋根の交差。
平面は,Yの字の交点の下付近から右側にもう1本,短い枝道が伸びている。わざわざ複雑な平面形状にした理由は何なのだろう。
やはり二重屋根構造。
行き止まりから振り返る。
青の空間。
Y字平面の3分の1で,これだけの枚数を撮影してしまったが,その事実だけを切り出せば正直なところ「想定内」であった。次の区画は記事を分けて紹介しよう。
その8(京阪トップ・後編)に続く。
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