一番街。 2021.11.28 新庄市
11月28日(日)。新庄出張の前々日に出発し,まずは村山駅前を30分ほど駆け足で散策した。
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村山を11時頃に発ち,奥羽本線の701系5500番台に揺られて新庄へ。途中,芦沢~舟形間だったか,街を外れ山間部に入ってゆく車窓を眺めていたら,アウトカーブの撮影地のような距離から列車を見送っているカモシカが見えた。ちょうどシャッターを切り終えたカメラマンの,ファインダーから目を離した直後のような目線でこちらを見ているのが,何だか面白かった。
新庄駅に到着。良く晴れていた。ホームの端の名物「抑止すったが?」を見つけた。
その奥には明治期に建設された煉瓦造の車庫がある。すぐ傍らにはキハ110が居た。
701系5500番台。「顔」が無く,ちょっと不自然なデザインである。
この後,レンタカー店で出発手続きを済ませてから,車はまた後程ピックアップすることにして暫く置かせていただき,街を歩く。もう暫くは雨の予報なのだが,陽射が残っていた。少しだけ散策の行程を迷ったのだが,レンタカー店を出る頃には雲が掛かり始めたので,予定通りまずは新庄一番街のアーケード方面に向かって歩くことにした。
駅前の急行食堂。また後程。
駅前から西に伸びる県道32号線を歩く。
窓が印象的な石工所。
その傍らでは,番犬のようにトラックが休んでいた。
石工所の西側には細い水路。
水路のY字路。こういうの,好きな人は多そうだが,立ち位置がなく,あまり上手く写真に納まらなかった。
川は続いてゆく。
並ぶ商店。
その隣のビルも,2~4階の窓の意匠がすさまじかった。
北に折れ,裏道に入る。
この佇まいで,そういう営業をしていたのか。執念というか欲深さというか…エネルギーを感じる。
片流れ屋根の大きなおうち。
黒い狭間に白い猫。
裏。
ビビッド・イエロー。
西側を見ると,明らかに「裏面」が見えている感じがする。
32号線に戻り,四つ角にて。
北に曲がる。ここからが中心街,といった雰囲気が感じられた。
トタニズム。
3階建に5階建。立派な目抜き通りである。
水色の持ち送り。
このあたりで雨が降って来た。これまた予報通りではあるのだが,本当に運が無い。
人目につかない所に,立派な看板が残っている。
味のある建具。
現役の公衆電話。
良い色,良い窓。親子か兄弟のような佇まいだ。
更に北に進めば,アーケード商店街が見えてくる。
それも,道の両側にである。
そう,ここは新庄一番街。
雨脚があまりにも強くなってきた。
流石にカメラを守り切れそうにないので,信号を渡り,屋根の下に入ろう。
ずらりと並ぶ柱たち。所々で雨漏りをしていたが,木更津の「ノーガード屋根」と比べればなんてことは無い。
すぐ右側の純喫茶「街路樹」は本日貸切ということで入る事ができなかった。ここで軽食をとりつつ雨をやり過ごそうと考えていたのだが,計画が狂ってしまった。
より美しい あなたに。
殆ど人影は見られない。
隠れミ●キー。
アーケードの切れ間を駆け抜けて,次の区間へ。
消失点。
もうまもなく,アーケードの北端である。
その2へ続く。
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