梟の島 -叙情的叙景詩-

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栃木市散策(1):小山駅前の飲食店街,大平下の医院を巡る。

 いつものところ。 2022.03.20 小山

 


3月20日(日)。栃木県栃木市へ向かった。

小山駅で両毛線への乗換の時間が20分ほどあったので,途中下車して駅前を散策した。ちなみに「休日おでかけパス」を利用しているので料金は変わらない。

 

小山はいつかどこかと抱き合わせにでもひて歩こうかと思っていた。それほど大きな歓楽街がある訳ではない。「大人の街」はもう少し駅の西側にあるのだが,そこまで行くと両毛線に間に合わなくなるので,今回は駅を出てすぐの一角に散策の範囲を絞った。

 

いつもの処。

「いつもの」なんて言える店が出来ないまま一生を終えてゆくような気がする。

 

充分に雑然としているのだが,朝の光は非常に恬淡としているというか,被写体を味気なく見せるようである。

墓地とビル。

 

飲食店の並ぶ細長い街が続く。

 

しかしこれもまた東日本らしい,色が浅く,色気の無い街なのである。折角のカーブなのに,妖艶さが感じられない。

 

唯一,この「若い樹」という店名には惹かれるものがあった。

 

ノンストップでさらさらと歩き,駅前に戻って来た。アジア系の外国人家族が大きな荷物を持っていたが,この街にわざわざ来たとは思えないし,ここから何処かへ行くところだったのだろうか。

 

両毛線。桐生散策からまだ3週間なので,全くもって久しぶりではない。

今回は方向幕車だったが,これがどれだけレアな編成なのか,残念ながらステンレス車に対してそこまで熱心にはなれないのであった。

 

3月も下旬である。枯生の褐色はやや赤みを帯びて,生命の気配を感じさせた。

 

畑には緑が入り,南からの陽射を眺めていると服の下がじんわりと汗ばんできた。冬はもう,何処にも居なかった。

 

栃木駅を通り過ぎて,一つ先の大平下駅に降り立った。

 

方向幕車をホームで見送ったのは自分一人だけであった。

 

小さな駅舎を振り返る。

 

眩しい光の中を南に下る。

 

すぐに旧街道のような道に突き当たる。左手にはお多福窓のある出桁造の古家が建っていた。

 

一つ目の目的地は此処,旧大平下病院であった。

 

「大平下病院」の文字が掛かる,水色の近代建築だ。

 

春,蝕まれ。

 

病院の口コミに色々と書かれているのはさておきとして,建物としては小ぶりながらも魅力的だった。

 

その次はこちら,旧五月女医院。下調べとは塗装が異なっている。

 

住宅として現役の様子。樋を青緑に塗り分けるあたり,何か強い拘りを感じた。

 

こうして手入れされ使い続けられるのは,非常に良い事である。そう頭で理解しつつも,その鄙びた姿を見たかったという思いも,正直なところあった。

 

大きな蔵もあり,空が広く,風景は長閑だった。

 

駅前のロータリーは,駅舎に不釣り合いな大きさだった。

 

小山行のLED車を迎えた。足利あたりで交換してきたのだろうか。大平下の散策は僅か20分強だった。

 

今日はよく晴れそうだ。

 

その2へ続く。

 

 

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