至高の空間。 2022.09.11 岩峅寺駅
9月11日(日),富山地鉄駅舎巡歴の旅の2日目。旅館だんごやで朝を迎え,大岩山を散策した後,榎町,下段,釜ヶ淵,沢中山駅を巡り,岩峅寺駅にやって来た。
▼前編はこちらから。
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続いては通路を抜け,上滝線の3・4番ホームへ移動する。
この通路,美しすぎやしないか…!
構造物としての美しさ,これはもう,非の打ち所がない。
岩峅寺駅から富山に向かうには,上滝線に乗る方法も,或いは立山線で寺田を経由する方法もある。
フェチ全開…。
そして3・4番ホームへ上る。架構が切り替わる。
トタンの壁に,非常に簡素なラチスの架線柱。これは昭和の情景だ。
架線柱の向こうには戦前と思しき建物が鎮座している。倉庫のような形で用いられているのだろうか。
蝉時雨,夏の駅。
貫通するラチス柱。
待合室,なぜか塗分けられているようだ。
いわくらじ。
4番線は,上滝線の線路がそのまま立山方面に繋がってゆく。
お気付きの方も居るかもしれないが,この駅のホームは駅舎側から2番・1番・3番・4番の順に並んでいる。
3番ホームは車止めで終わる。
名残惜しいが,そろそろ次へ向かう時間だ。
この尊い景色,きっと後年思い返す日が来るだろう。
ニューレッドアローが1番線に入線。
晩夏の旅は続く。
最後に駅舎の窓口を覗くと,白髪の駅員が机に向かって何かを修理していた。
現役の有人窓口のある分岐駅・岩峅寺,深く記憶に刻まれた。
その18に続く。
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