ツートンのヒーロー。 2022.09.10 電鉄石田駅
9月10日(土),富山地鉄駅舎巡歴の旅。午前中に長屋駅と舌山以東の駅舎を巡り,昼食休憩の後,東三日市駅とその周辺を歩き,電鉄黒部でテレビカーの発車を見送った。
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電鉄黒部を発ち,一つ西の駅へ移動。
電鉄石田駅である。
石田港駅との区別の為に電鉄石田と名付けられたらしいが,表記は必ずしも統一されておらず,駅舎には「石田駅」とのみ書かれている。
豆タイルがびっしりと張り巡らされている。
駅舎。
窓口を封じたのはサーカスの案内看板。何故そのまま使ったのだろうか。
小さな陳列棚にフクロウを発見。
抜け落ちた看板。
窓口の中には,やかんと椅子と駅名標。
そのまま撮影に使えそうな駅舎ばかりである。
ホームは2面2線。
電鉄黒部は,旧名称の桜井とでも書かれていたのだろう。
火打と方杖とトラス,斜材の集合。
縦書きの魅力。
階段を上り振り返る。
ホームの柱,壁,ベンチは近年塗り直されたようで,妙に黒々としていた。
海風と雪が,金属製の駅名標を蝕む。
上り線のホームを見る。やはりここも石積みである。
この階段と手摺が妙に気に入った。
欄干や手摺,吹き抜けや中廊下の魅力というのは,つくづく不思議である。
駅舎を裏側から見る。雪国とはいえ,随分と勾配のきつい切妻屋根である。
上りホームに渡る。
片流れ屋根。ホームはなかなか広い。
ひっそりとしているが,立派な駅だ。
その金属製の柵は改札代わりだった筈だが,嘗てはここも出入口だったのだろうか。
中小私鉄らしい設備。
晴れていれば見え方もきっと違っただろうに,それが少し心残りであった。
久々に列車に出会わない駅となった。
その10に続く。
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