梟の島

-追想の為の記録-

旧北陸本線沿線散策(6):有間川駅から西へ。

白亜の駅舎。 2023.01.21 有間川

 


1月21日(土)。表題には「旧北陸本線沿線」を掲げ,様々な観点から昔日を偲びつつ,1泊2日で上越へ。直江津駅を発ち,谷浜駅前を抜け,有間川まで歩いて来た。

▼その1はこちらから。

anachro-fukurou.hatenablog.com

有間川漁港の前から。

 

フィッシャリーナ,冬は閉まっているようだ。

 

漁港はいつも,何処まで立ち入れるのか良く分からないので,常識の範囲内で。

 

8号線沿い。

 

有間川駅。

 

方杖の並ぶ駅舎に,昼の陽射が注ぐ。

 

待合室の向こうには日本海。

 

塗装の剥げつつある木造駅舎は,北陸本線の匂いを現代に伝える貴重な存在だ。

 

様々な優等列車が下っていった往時を,暫し偲ぶ。

 

再出発し,旅路は西へ続く。

 

素敵な橋。

 

海を背負うバス停。

空の色が鼠色になった。嵐の予兆だろうか。

 

どうやらこの先,荒れそうだ。

 

荒涼。

 

ここを最後に,沿岸に人家は無くなる。

 

雪が降って来た。

 

青木坂トンネルに逃げ込む。

 

緩やかにカーブする。

 

非電化単線時代の本線。

 

糸魚川側の坑口。

 

束の間の地上区間。

 

すぐに乳母岳トンネルへ。

 

長い直線を抜け,糸魚川側の坑口へ。

 

滝がある休憩所。

 

望洋。

 

縁を歩く。

この辺りは,地すべりの危険性があり,旧線と新線が大きく離れた場所になる。

 

水の多さが印象的だ。

 

当然ながら,歩行者は自分一人。

 

少しずつ空が晴れてきた。

 

迫る斜面。スケールとエネルギーが違う。

 

人間なんてちっぽけな存在だな,と思う。


その7に続く。

 

 

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