梟の島 -叙情的叙景詩-

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常陸太田散策(8):猫のいる旅館「東京庵」で過ごす夜。

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茨城の東京庵。 2022.01.10 常陸太田

 


1月10日(月祝)。年始一発目の水戸出張の前日,常陸太田へ。駅前の山下町と木崎二町を歩いてから,太田七坂を巡りつつ,鯨ヶ丘を悉皆的に歩いた。

▼その1はこちらから。

anachro-fukurou.hatenablog.com

来た道を戻り,馬場町から南下してゆこう。

 

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窓明かりが漏れ始めた。

 

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たか松にさようなら。

 

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旅館の脇の坂。

 

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急階段だった。

 

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引き続き南へ。

 

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一つ一つ,見納めのつもりで眺めた。

 

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宮田書店の窓明かり。

 

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洋品。

 

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街は黄昏に包まれる。

 

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東一町まで戻って来た。いやはや,よく歩く一日だ。

 

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デコレーションケーキ。どういう訳か,こういうのにワクワクしてしまうことがある。

 

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大高洋服店。

 

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新星タクシーの看板は黄色く光っていた。

 

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錆色の夜。

 

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ヨコセスポーツの全景。

 

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MIZUNO.

さて,なぜわざわざ東一町まで戻って来たかというと,いい加減に食事にありつくためであった。この後「あづま」を訪れると,OPENと書かれていたが中に人は無く,暫く待機しているとママさんがやって来た。残念ながら未だ準備中とのことだった。「釜平」は本日休業,豊龍にも人の気配が無い。山城家も本日休業だった。流石に昼食を抜いた空腹を塩町館という高級そうな蕎麦屋で満たすのは,吝嗇家の性分が許さないし,そもそも蛋白質が食べたくて仕方が無かった。東の辻の椅子に暫く呆然と座り,スマホで調べる。生そばの花月で丼物でも,という希望を託し,再び北へと歩くも,その夢は定休日の札に打ち砕かれた。いい加減に「ガス欠」で,手先は悴み,身体が芯まで冷え始めた。十王坂を下り,自動販売機で缶コーヒーを買った。暖を取ろうにも,数分でぬるくなってしまった。坂の南側にある「兄弟船」という居酒屋も気配が無かった。いよいよ身の危険を感じたので,真っ直ぐコンビニに向かい,温かい飲み物とパンとフランクフルトを購入。どうにか一命をとりとめた。

いよいよ希望が無くなって来たので,旅館へ向かった。

 

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東京庵。猫がわざわざ外まで出迎えに来てくれた。

 

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導かれるように,入口へ。

3階に荷物を置き,唯一営業中の店を確認したので,ふたたび馬場町まで歩いた。夕食を求めて3km以上の無駄足を踏むことになった。

 

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コンビニで「給油」した燃料によって,何とか「いづみや」に到着できた。

 

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大盛りのご飯セットにビール瓶(大),心身に沁みた。しかしさすがの元運動部も完全なる満腹を越え,うどんを少し残してしまったのは申し訳なかった。特盛までメニューにあったのだが,果たしてどれだけの量が来るのだろう。

腹を満たし,ようやく人間に戻れた気がした。

 

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宿に戻る。もうすっかり夜で,上弦の月は少し西に傾いていた。

 

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昼の静寂も,夜になれば自然に感じられた。冬の空は隅々まで黒々としていた。

 

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旅館に戻って来た。

 

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飾り気は無い。

 

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2階,3階に数部屋。

 

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階段室。

 

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3階の角部屋へ。

 

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宿泊客は自分の他に誰も居ないようだった。

 

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風呂は久々に家族風呂スタイルだった。入浴剤の入ったお湯が,ひたすら歩き回った脚を癒してくれた。風呂上がりに着替えていると,洗面所の扉を小さくたたく音がした。扉を開けてみると,足元に看板猫が居た。お名前はさくら君という。人馴れしているが,愛嬌とともにふてぶてしさもあって,何とも愛らしかった。甘えたいのだがマイペースでも居たい,そんな葛藤が常に挙動から垣間見えるのが微笑ましかった。

夜はスペースを開催。思い切ってお声掛けをしてよかった。蒲団に俯せになり脚を伸ばし,缶ビールをちまちま飲みつつ,楽しいひと時を過ごした。

 

その9へ続く。

 

 

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