梟の島

梟の島 -叙情的叙景詩-

-叙情的叙景詩-

富士工場夜景(2):イハラニッケイ化学工業,静岡随一の工場夜景スポット。

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橙の夜。 2020.07.12 イハラニッケイ化学工業

 

7月12日。翌日の浜松出張の前夜,富士の工場夜景を撮る。清水在住の旧友に急遽駆け付けて貰い,談笑しながらの撮影である。雨はなく,風もない。夕空に低く垂れ込めた青灰色の雲は,工場を「悪く」見せる格好の背景画となった。

折角の機会なので,2人で記念撮影。本当ならもう少し明るいタイミングで撮るべきだったが,これはこれで面白い記録となった。

7月上旬,曇天とはいえ日没が遅く,夜の帳はなかなか下りない。7時半を回った頃,いよいよ空は青灰色から紺へと色を変え,夜景が始まった。 

 

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プラントの金属光沢が,艶やかに見えてきた。

 

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前景の柵を,敢えて残してみる。

 

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橙色に輝くプラント,光跡とともに。

 

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微風なので,望遠構図も極めて容易である。何といっても,明るい。

 

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面的に展開する被写体。切り取りようは幾らでもある。それに,撮影は防波堤の上の道路からであり,撮る側の視点も自由に動かせる。もはや構図は無限に存在しているといっても過言ではない。

 

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東側の「マス兄弟」。建屋に覆われた部分と剥き出しの部分が混在していて面白い。

 

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中央のプラントの正面に回り込んでみる。

 

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正対すると奥行方向への印象は薄れるが,中央の蒸留塔(だろうか?)がシンボリックに,漆黒の空に浮かび上がる。

 

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その鉛直性を捉えるために,限られた時間の中ではあるが,縦構図も1枚。

 

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西側のプラントを,東側からやや角度を付けて見る。手前のタンクにも味がある。

 

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この工場で最も見応え・撮り応えがあったのは,この中央の蒸留塔下のカオスゾーンだった。

 

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入り組んだ配管,その立体性に惚れ惚れしながら撮影してゆく。

 

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3兄弟。どれも僅かではあるが傾いており,何だか人間的で微笑ましい。

 

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プラントの中央部右側はやや緑がかっており,橙の蒸留塔とは異なった印象を与えてくれる。

 

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東から2番目の「マス」の上部のみを切り取ってみる。2:3の絵に丁度よく納まる。

 

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最東部。明暗がはっきりしており,コントラストが強かった。

 

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最後は更に視点を東側に移動して,プラント中央部をやや斜めに見る。階段の手摺の細い線が際立ち,繊細なイメージ。その線の多さはまるで和風建築のようだ。

 

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最後の最後まで,良いアングルが次々と見つかる。何度か通ったとしても,毎回発見がありそうなくらい,構図の自由度の高いプラントだった。

 

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少し角度を付けた解剖構図で,締めた。

20時過ぎまで付き合ってくれた旧友に感謝である。散会の後,片や西へ,片や東へ。それぞれ国道1号線の逆方向へと別れ,続いては一路,富士川の河口東岸にあるポリプラスチックスの工場を目指した。

 

その3(ポリプラスチックス富士工場編)へ続く。

 

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