梟の島

-追想の為の記録-

日暮里・初音小路(1):猫の居る木造アーケード。

2018年6月。昭和の香りがしっかりと残る,木造アーケード。東京の「定番」とでも言うべき初音小路(日暮里・谷中),満を持しての探訪である。真っ昼間なのに薄暗い,内と外が混在した空間の面白さ。「店番中」の看板猫と思われる猫,アーケードの梁上にい…

小向マーケット(5):春の嵐に暴れる万国旗と。

2018年4月某日。3年ぶりに川崎市某所の小向マーケットを訪れた。今生きている2018年,日本,ただの休日のお昼時。自分と同じ文脈上にこの空間が存在していることを噛み締めながら。前回とは異なる光線状態の下,未だ撮れていなかったアングルを模索しつつ…

小向マーケット(4):再訪,昭和93年の異世界へ。

2018年4月某日。昭和の残滓そのものが残る異世界を,どうしてもまた見たくなり,3年ぶりに川崎市某所の小向マーケットを訪れた。二度目の探訪は,一度目とは異なり,心躍るというよりは「残っていてくれ…」という願いのような思いが強かったが,昭和90年は…

御徒町の老舗純喫茶「丘」,昭和の空気に酔う。

2018年6月23日。プーシキン美術館展と抱き合わせにして,日暮里・初音小路を撮影し,予てより狙っていた御徒町の純喫茶「丘」を訪れた。 支払う金額以上に贅沢な空間があるのが,純喫茶のかけがえのない魅力である。チョコレートパフェもナポリタンも美味だ…

小向マーケット(3):褪色した万国旗と木造アーケード。

2015年5月某日。川崎市某所の小向マーケットで,昭和の世界を味わう。すべての色彩を脳内で補完すれば,たちまち往時の姿が蘇る。豆腐屋と服屋が開店していた。平成とは昭和の延長であり,所によっては昭和そのものであったりもする。

小向マーケット(2):昭和の残滓,ここにあり。

2015年5月某日。川崎市某所の小向マーケットで,半世紀前の世界にタイムスリップする。セピアの亜空間から一度外へ。再び中に戻ると,やはり感覚が狂う。的確な語彙が見つからないのだが,脳がしきりに違和感を訴えかけてくるのだ。被写体として関東随一の…

小向マーケット(1):半世紀前の世界にタイム・スリップ。

2015年5月某日。川崎市某所の小向マーケットへ向かった。鹿島田駅から25分ほど歩き,鄙びた外観の建物の中に入ると,突如として現れる亜空間。たちまち半世紀前の世界にタイムスリップしてしまうのだ。時代考証のミスではなく,これが現実,平成の世界であ…

津軽半島・小泊岬(2):南灯台,地の果てで見た絶景。

2018年8月6日。青森周遊3日目。津軽線撮影の後,竜飛崎を通り,小泊岬へ。十数年前の台風の災害でアクセスするための道が悉く失われてしまった小泊岬南灯台に,ついに到達。地の果てから見る絶景は,生涯忘れられないほど美しいものだった。

津軽半島・小泊岬(1):海岸線の岩を伝い,南灯台を目指す。

2018年8月6日。青森周遊3日目。津軽線撮影の後,竜飛崎を通り,小泊岬へ。十数年前の台風の災害でアクセスするための道が悉く失われてしまった小泊岬南灯台を,海岸線の岩を伝いながら目指してゆく。

津軽半島・竜飛崎,夏の海岸線をゆく。

2018年8月6日。青森周遊も3日目。津軽線撮影の後,竜飛崎へ。16時すぎの陽光,景色はだいぶ黄色くなってきた。眼下には青の紫陽花が満開であった。竜飛を発ち,339号線を南西に下り,小泊方面へドライブ。坂本台からは海岸線を一望することができた。

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