梟の島

-追想の為の記録-

アーケード(木造ほか)

北九州・木造アーケード(10):貞元市場,3号線沿いの静寂。

2020年8月22日(土)。到津市場,筑豊商店街,枝光中央商店街,前田中央市場・堀川市場に続き,貞元市場を探訪。トタニズム建築に掛けられた迫力ある看板,そして中に展開される褐色の大空間。3号線を走る車の音が聞こえてくるのだが,市場の中に居ると,…

北九州・木造アーケード(9):前田中央市場&堀川市場の変わりゆく姿。

2020年8月22日(土)。到津市場,筑豊商店街,枝光中央商店街に続いて,八幡東区の前田中央市場と堀川市場を探訪。赤系の茶色で統一されたトーンが美しい。祇園町銀天街のアーケードが撤去されていて,幸か不幸か外観が撮影できてしまった。

北九州・木造アーケード(8):枝光中央商店街,褐色と差し色。

2020年8月22日(土)。到津市場,筑豊商店街に続いて,八幡東区の枝光中央商店街へ。正面入口側の明るい空間に戻って来た。ディテールに目を向ける。洒落た形の看板,青の錆びたシャッター,「EXTIN PANTHER」などを撮影。近くの諏訪市場は残念ながら営業し…

北九州・木造アーケード(7):枝光中央商店街,ダスティブルーの屋根を撮る。

2020年8月22日(土)。到津市場,筑豊商店街に続いて,八幡東区の枝光中央商店街へ。正面入口から遠い,薄暗い空間を引き続き撮影してゆく。T字路を曲がった脇道も,少し道幅が狭いが,やはり木造のアーケードが美しい。

北九州・木造アーケード(6):今なお活況,枝光中央商店街の明るさ。

2020年8月22日(土)。到津市場,筑豊商店街に続いて,八幡東区の枝光中央商店街へ。棟木と1本の母屋の間がすべて明かり取りになっていて,かなり明るい。奥の方は薄暗く,アーケードの架構が良く見える。全体として現役店舗が多く,横浜の六角橋商店街に…

北九州・木造アーケード(5):筑豊商店街,なお残る昭和の情景。

2020年8月22日(土)。到津市場に続いて,八幡東区の筑豊商店街を撮影してゆく。青い鉄骨のアーケードが印象的な半屋外空間と,北側の外観にレンズを向けてゆく。セットのように完成された,純度の高い,リアルの昭和が感じられ,本当に時間旅行をしている…

北九州・木造アーケード(4):筑豊商店街,陰翳のシャッター街と木造の架構。

2020年8月22日(土)。到津市場に続いて,八幡東区の筑豊商店街へ。1980年代の香りのする,強烈な陰翳のシャッターストリートを撮り,これに並行する「筑豊市場」へ。半世紀以上遡る,木造の架構が良く残っていたが,最盛期よりも空間はかなり縮小してしま…

北九州・木造アーケード(3):到津市場,昭和の街並みと現役店。

2020年8月22日(土)。冷気の漂う到津市場(いとうづいちば),第3弾。鮮魚店が多かった。肉屋が開店準備を進めていた。話を伺うと,現役なのは,肉屋と一番奥の青果店のみだという。明らかに怪しい余所者を優しく迎えてくれて感謝である。

北九州・木造アーケード(2):到津市場に残る,年代物の構成要素。

2020年8月22日(土)。冷気の漂う到津市場(いとうづいちば),第2弾。細長い道を歩きながら,火災報知設備や店舗の看板など,残存する年代物の構成要素を撮影してゆく。

北九州・木造アーケード(1):到津市場,夏の朝陽を浴びる。

2020年8月22日(土)。7時すぎに出発して,到津市場(いとうづいちば)へと向かった。長屋建築が朝陽を受けてずらりと建ち並ぶ様は壮観である。2階が崩落しているものも見受けられた。市場の細長い路地へと切り込んでゆくと,8月の朝とは思えぬ冷気が迎…

大分・中津散策(前編):3つのアーケード商店街。

2020年8月21日(金)。朝は別府市を散策。出張調査の後,中津市街を歩く。薦神社を見た後,駅北口に広がるアーケード商店街・日の出町商店街,新博多町商店街とその周辺を歩く。さらに,廃墟と化した袋小路のアーケードを撮影する。

大分・別府市街散策(5):70歳の木造アーケード「標準市場」。

2020年8月21日(金)。別府市を散策。運転中に偶然見つけた物件に惹かれ,急遽探訪。知られざる木造アーケード,「標準市場」との邂逅である。つるや商店の看板,木造トラスが美しかった。すべての出会いに感謝である。

大分・別府市街散策(4):木造アーケード「標準市場」との邂逅。

2020年8月21日(金)。朝は別府市を散策。中津に向けて一度は車を出発したが,車窓から偶然見つけた物件に惹かれ,急遽探訪。知られざる木造アーケード,「標準市場」との邂逅である。恐らくネット初解禁の詳報である。

大分・別府市街散策(2):国内最古の木造アーケード,竹瓦小路。

2020年8月21日(金)。大分・中津での出張,当日の朝は,別府市を散策する。近代建築を見て回った後は,竹瓦小路へ。1921年に完成した,近代化産業遺産・登録有形文化財,国内最古の木造アーケード。この手の物件を好む人で知らない人は居ない,超有名物件…

野方文化マーケット,コの字の狭隘商店街。

2018年2月。高円寺駅から歩いて,野方駅前の文化マーケットへ向かった。アジアンカラーのファサード,東京っぽくはない佇まいだ。西武沿線の密集具合は面白い。平面は奥に細長いコの字。道は想像以上に狭隘で,引きが取れない。最奥部で辛うじて成立する画…

丸美ストアー(2):ナチュラルセピア・東京。

2018年2月。荻窪からバスに揺られ,芦花公園駅近くの丸美ストアーへ。肉の富久屋のメンチカツとハムカツは美味。いったん離脱して戻ってくると,14時台にも拘らず黄昏のような色調,ナチュラル・セピアに染まっていた。

丸美ストアー(1):世田谷区に残る昭和のアーケード商店街。

2018年2月,冬晴れの日曜日。荻窪からバスに揺られ,幼い頃に住んでいた高井戸の街の景色を車窓に眺め,芦花公園駅北口で下車。バス停から歩いてすぐに着く,丸美ストアーへ。緩やかに右にカーブする2階建ての商店街には,レトロなアーケードが掛かってい…

日暮里・初音小路(2):室外機のある内部空間。

2018年6月。昭和の香りがしっかりと残る,木造アーケード。東京の「定番」とでも言うべき初音小路(日暮里・谷中)を撮影。室外機が所狭しと並ぶ内部空間。その2では主に広角レンズを使いながらの撮影分を紹介。気軽な探訪には丁度良い規模のアーケードだ…

日暮里・初音小路(1):猫の居る木造アーケード。

2018年6月。昭和の香りがしっかりと残る,木造アーケード。東京の「定番」とでも言うべき初音小路(日暮里・谷中),満を持しての探訪である。真っ昼間なのに薄暗い,内と外が混在した空間の面白さ。「店番中」の看板猫と思われる猫,アーケードの梁上にい…

小向マーケット(5):春の嵐に暴れる万国旗と。

2018年4月某日。3年ぶりに川崎市某所の小向マーケットを訪れた。今生きている2018年,日本,ただの休日のお昼時。自分と同じ文脈上にこの空間が存在していることを噛み締めながら。前回とは異なる光線状態の下,未だ撮れていなかったアングルを模索しつつ…

小向マーケット(4):再訪,昭和93年の異世界へ。

2018年4月某日。昭和の残滓そのものが残る異世界を,どうしてもまた見たくなり,3年ぶりに川崎市某所の小向マーケットを訪れた。二度目の探訪は,一度目とは異なり,心躍るというよりは「残っていてくれ…」という願いのような思いが強かったが,昭和90年は…

小向マーケット(3):褪色した万国旗と木造アーケード。

2015年5月某日。川崎市某所の小向マーケットで,昭和の世界を味わう。すべての色彩を脳内で補完すれば,たちまち往時の姿が蘇る。豆腐屋と服屋が開店していた。平成とは昭和の延長であり,所によっては昭和そのものであったりもする。

小向マーケット(2):昭和の残滓,ここにあり。

2015年5月某日。川崎市某所の小向マーケットで,半世紀前の世界にタイムスリップする。セピアの亜空間から一度外へ。再び中に戻ると,やはり感覚が狂う。的確な語彙が見つからないのだが,脳がしきりに違和感を訴えかけてくるのだ。被写体として関東随一の…

小向マーケット(1):半世紀前の世界にタイム・スリップ。

2015年5月某日。川崎市某所の小向マーケットへ向かった。鹿島田駅から25分ほど歩き,鄙びた外観の建物の中に入ると,突如として現れる亜空間。たちまち半世紀前の世界にタイムスリップしてしまうのだ。時代考証のミスではなく,これが現実,平成の世界であ…

川崎・昭和マーケット(2):昭和90年代の香ばしさ。

風が鳴る。 2016.01 昭和マーケット 2016年1月探訪,川崎・昭和マーケットである。 ▼その1はこちらから。 anachro-fukurou.hatenablog.com その名の通り「昭和」の空間が,とてもフォトジェニックで美しいのだ。 まるでモノクロの世界。 テレビの音のみが…

川崎・昭和マーケット(1):その名の通り「昭和」の空間に酔う。

冬空に佇む。 2016.01 昭和マーケット 強風に白熱灯がゆらゆら揺れる,或る休日の昼下がり。川崎市某所,現役バリバリの昭和マーケットも今日はお休みということで,ゆっくりと堪能した。 正面から中を覗くと,たちまち時空が歪む。青果店の店舗用の台の雰囲…

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